【ソウル聯合ニュース】韓国の監査院は3日、外国人の密入国事件が相次ぎセキュリティーの欠陥が露呈した仁川国際空港をはじめ、国民の安全を脅かしかねない施設や要素について大々的な監査を実施すると発表した。
同空港では、先月21日に中国人の男女2人が、同29日にベトナム人1人がそれぞれ密入国した。また、同じ29日には空港のトイレでアラビア語のメモと爆発物とみられる不審物が見つかった。
監査院は当初、監査の着手を4月に予定していたが、状況の深刻さを踏まえて実施の前倒しを検討している。
仁川空港や港湾でテロへの備えや銃器、爆発物の管理状況を点検するほか、事故発生時に大規模災害が懸念される老朽化した橋やトンネルも集中的に点検する。
また、経済活力の回復と国民生活の安定を後押しするため、規制改革の推進実態も確認する。