韓国統計庁が2日に発表した消費者物価動向によると、1月の消費者物価は前年同月比0.8%の上昇にとどまった。
消費者物価上昇率は昨年1月から0%台が続き、11月は1.0%、12月には1.3%に拡大したが、先月は再び0%台となった。今年に入り原油安が一段と進行していることに加え、昨年1月に実施されたたばこの値上げによる物価上昇効果が薄れたためとみられる。先月の石油類製品の物価は前年同月に比べ10.3%下落した。
これに対し、市内バス料金(9.6%)や学習塾費(中学生2.7%)などのサービス料金の上昇率(2.4%)は4年ぶり、家賃の上昇率(2.9%)は3年ぶりの高水準となり、消費者が肌で感じる物価と統計上の物価の乖離(かいり)が一段と広がった。