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<女川1号機>外部電源喪失公表遅れ「反省」

女川原発1号機で外部電源が失われたトラブルの再発防止策などを議論した会議

 東北電力は3日、「原子力のあり方に関する有識者会議」の第6回会合を仙台市青葉区の本店で開いた。女川原発1号機(宮城県女川町、石巻市)で昨年9月に外部電源が失われ非常用発電機が作動したトラブルなどをめぐり、有識者と経営陣が意見交換した。
 専門家や原発立地地域の代表ら委員7人と東北電の役員ら10人が出席。電源喪失の公表遅れに関し、原田宏哉社長はあいさつで「(電源喪失は)福島原発事故を連想させることに思いが至らなかった。的確な情報公開ができず反省している」などと述べた。
 東北電によると、非公開の意見交換で委員からは「普段から改善の姿勢やプロセスを見せることが重要」「日常作業でミスを起こしており、非常時対応が適切にできるか不安につながる。再発防止に取り組んでほしい」などの指摘が出た。
 女川2号機の設備健全性確認点検で4188件の記録不備が見つかった問題も前回に続いて議論した。


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2016年02月04日木曜日

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