宮古島まもる君、身をていして人命守った?

2016年2月3日 07:07 注目 宮古島市 社会・くらし 話題
事故の衝撃で倒れた「宮古島まもる君」=2日午後、宮古島市(宮古島地区交通安全協会提供)

事故の衝撃で倒れた「宮古島まもる君」=2日午後、宮古島市(宮古島地区交通安全協会提供)

 【宮古島】2日午前11時すぎ、宮古島市平良下里の交差点で、普通自動車と軽自動車が出合い頭に衝突。軽自動車が歩道に乗り上げ、交通安全啓発の警察官型人形「宮古島まもる君」に接触後、停止した。軽自動車の2人が軽傷を負ったが、宮古島署の署員は「まもる君がいなければ大事故につながった可能性があった」と胸をなで下ろした。

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 同署によると、30代男性と80代の女性が首などの痛みを訴えたが、命に別条はない。事故のあった交差点は一時停止の標識や表示があるが信号機はなく、事故の多発場所。「まもる君」の背後には電柱、道路反対側は資材置き場のフェンスだったことから、「まもる君」がクッションとなり大事故を免れた可能性も。 

 一方の「まもる君」は、衝撃で足元から破損し同署に“救急搬送”された。今後、補修し再設置される予定だ。“お手柄”を評価した瑞慶山力署長は「交差点での安全確認を徹底してほしい」と呼び掛けた。

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