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第14回 プロジェクトの始まりは「終わりの始まり」

2016/02/04
馬場 史郎(ばば しろう)

 システム開発プロジェクトというものは奥が深い。顧客から受注したシステム開発プロジェクトには、数人月から数千人月まで様々な規模のものがある。またアプリケーション開発もあれば、インフラ構築もある。顧客も中小企業から大企業などいろいろあり、その業界も様々である。

 筆者はSE時代にいろんなシステム開発プロジェクトをやった。そして開発したシステムが無事に稼働すると、いつも「やった~」という、何とも言えぬ達成感を味わった。

100点と思うことはない

 だが、同時にいつも悔いが残った。それは予定した日に稼働開始できたとはいえ、プロジェクトを振り返ってみると「ああすれば良かった、こうすれば良かった」などと、いろんな反省があったからだ。

 例えば、プロジェクトの途中でスケジュールが遅れ、他のSEの応援をもらって迷惑をかけた。最後の大詰めで徹夜を続けて、やっと稼働開始に漕ぎつけた。開発規模が予想外に膨らみ、お客様に頼み込んで一部を二次開発に回してもらった。途中で予想だにしなかったシステムのバグやパフォーマンスのトラブルにぶつかり、代替案を講じてやっと切り抜けた、とかいろいろだった。そして、そのたびに「今回のプロジェクトは70点か80点だったかな?」と思い、100点と思ったことはなかった。

 もちろんプロジェクトをやるたびに、それまでの経験を生かしてやり方をいろいろと変え、少しずつはうまくなった。だが100点とは言えなかった。

 SE時代はその繰り返しだった。きっと読者のSEの方もいろいろなプロジェクトで様々な経験をしていると思う。当時、筆者はシステム開発プロジェクトをやるたびに「システム開発のプロジェクトは奥が深いな」とつくづく思ったものだ。

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