経済部・大畑滋生
2016年2月4日10時06分
■Re:お答えします
毎年のようにバター不足が生じています。所管する農林水産省は、何をしているのでしょうか。バター生産のあり方を含め、どのように対応しようとしているのでしょうか。(大阪府 無職男性 71歳)
バター不足は毎年のように問題になっています。酪農・乳業の業界団体「Jミルク」によると、2016年度もかなりの量が足りなくなる見通しです。
なぜ、繰り返されるのか。根っこにあるのは、バターの輸入を国が管理していることにあります。
バターの原料の生乳をつくる国内の酪農家は経営の規模が小さく、海外産の安いバターが自由に輸入できると、経営が成り立たなくなる恐れがあります。一方で、新鮮な牛乳を消費者に届けるには、国内の酪農家を守ることも必要です。
農水省はこうした事情から、バターが足りない時だけ必要な量を輸入する仕組みにしています。バターが店頭から消える前に海外産で補充されれば、やりくりはできます。問題は、足りないとわかってから海外産が届くまでに時間がかかりすぎ、適切に対応できていないことにあります。
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