幼い頃、都内某市に住んでいた。
幼稚園の友達が住むマンションに、当時まだ新人(ライオンズ)の清原選手が住んでいた。
今思えば大変迷惑な話だが、私と友達が執拗に清原選手に会いたいとせがむので、
その友人の母親に連れられて、清原選手の家のインターホンを押した。
今の自分の年齢になって思うが、これほど迷惑で面倒な話もないだろうに、
清原選手は嫌な顔を一切せずに、終始笑顔で僕らの話を聞いてくれ、サインをくれた。
その時の光景は、大人になった今も心に残っている。
以来、野球とは無縁の人生を歩んできたが、好きなスポーツ選手を聞かれると、
私はずっと「清原選手だ」と答えてきた。それは今も変わらない。
彼が活躍すれば嬉しくなり、低迷すれば悲しくなった。
「まぁ、やるとは思ってました」と言う人を見て、とても悲しくなった。
今までの清原さんの言動から、私も全くそうは思わないとも言えない。
清原さんにも色々苦難の道があったのだと思う。
けれどその結果、薬物に手を出したことは大きな間違いだ。これは事実だ。
方々から非難のコメントがあるだろう。人格否定にも近いことを言われるだろう。
けれどそういった世間の風に負けず、罪を償って、再起して欲しいと心から思う。
あなたはそれができる人間のはずだと、心からエールを送りたい。
野球をやる人間だけでなく、こういった風に、20年以上前に受けた暖かい対応から、
清原和博は私のヒーローだ。ヒーローは復活して、何度でも夢を見せてくれるのだ。
信じている。頑張れ!清原!