【ソウル聯合ニュース】韓国の疾病管理本部は3日、国内で感染症の「ジカ熱」感染が疑われる報告がこれまで7件あり、検査の結果、いずれも陰性が確認されたことを明らかにした。
ジカ熱感染は遺伝子検査や血液からのウイルス分離による検査で診断される。国立保健研究院が検査を担当している。
蚊を媒介して感染するジカ熱は、新生児の頭が通常より小さく知的障害を伴うこともある「小頭症」との関連が指摘されている。中南米を中心に感染が広がっており、世界保健機関(WHO)は1日、「緊急事態」を宣言した。韓国の防疫当局も先月29日、ジカ熱を法定伝染病に指定。感染者や感染が疑われる患者を診療した医療者は保健所に直ちに届け出なければならない。