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津波想定 高校が高台の中学の校舎借りる協定へ 高知
2月4日 4時18分

南海トラフ巨大地震で全国で最も高い津波が想定されている、高知県土佐清水市の高校が、津波で校舎が使えなくなっても、高台の中学校を借りてすぐに授業を再開できるよう、中学校との間で協定を結ぶことになりました。文部科学省によりますと、災害が起きる前に学校どうしでこうした協定を結ぶのは先進的な取り組みだとしています。
協定を結ぶのは、高知県土佐清水市にある県立清水高校と土佐清水市立清水中学校です。
土佐清水市は南海トラフ巨大地震で全国で最も高い34メートルの津波が想定され、海沿いにある清水高校は津波で校舎が浸水して、長期間にわたって授業ができなくなるおそれがあります。
このため清水高校は、被災してもすぐに授業を再開できるよう、近くの高台にある清水中学校から空き教室を提供してもらう協定を、来月上旬にも結ぶことになりました。
東日本大震災では岩手・宮城・福島の3県で合わせて131の学校などが津波の被害を受け、長期にわたって授業が行えなくなりました。
文部科学省によりますと、早期の授業再開を目的に災害が起きる前に学校どうしでこうした協定を結ぶのは先進的な取り組みだとしています。
清水高校の益永貴仁校長は、「災害時でも子どもたちの教育の機会をしっかりと守り、いち早く学校を再開することで、地域の復興を支えていきたい」と話しています。

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