広州=延与光貞
2016年2月3日20時52分
8日の春節(旧正月)に向けた帰省ラッシュがピークを迎えている中国で、大雪により列車のダイヤが大幅に乱れ、駅周辺に帰省客があふれる事態になっている。南部広東省の主要ターミナル広州駅では、1日からの2日間で計15万人が足止めされた。
中国では春節期間中に、多くの人々が公共交通機関で移動する。内陸部に帰省する出稼ぎ労働者が多い広州駅からは連日、約17万人が出発している。ところが中部での大雪の影響で広州に着く列車が遅れた。折り返す列車も発車できなくなり、1日には10万人、2日には5万人が駅周辺にあふれた。
3日は天気が回復し、混雑は緩和しつつある。湖南省に帰るため、5歳の息子を連れて発車の7時間前から待っている胡穎さん(32)は「子どもが泣いて大変だけど、田舎の両親に会えるのが楽しみ」と話した。(広州=延与光貞)
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朝日新聞国際報道部
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