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大手デパート売り上げ 3社が去年同月を下回る
2月1日 17時10分

大手デパート5社の先月の売り上げは、コートやブーツなど冬物の商品の販売額が伸びなかったことなどから、5社のうち3社が去年の同じ月を下回りました。
大手デパート5社が1日に発表した先月の売り上げの速報値によりますと、グループ全体の売り上げは、「高島屋」が去年の同じ月より0.5%、「そごう・西武」が0.1%、いずれも僅かながら増加しました。
これに対し「大丸松坂屋」と「阪急阪神百貨店」は3.5%の減少、「三越伊勢丹」も1.5%の減少となり、5社のうち3社が去年の同じ月を下回りました。
これは、先月の前半まで気温が高めの日が続いたため、各社がコートやブーツなどの冬物の商品を値引きして販売したことなどで、売り上げが落ちこんだことが主な要因です。また、一部のデパートが店舗の建て替えのため売り場面積が減少したことも影響したとしています。
各社によりますと、外国人旅行者向けの化粧品や雑貨などの販売は好調が続いているということですが、冬物の商品の販売不振を補うには至りませんでした。デパートの担当者は「先月は世界的に株式市場が混乱したが、外国人旅行者や国内のいわゆる富裕層向けの販売に今のところ大きな影響は見られない。ただ、その一方で、国内のいわゆる中間層の消費は力強さに欠ける印象だ」と話しています。

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