ユニークな生態を持つイエローヘッドジョーフィッシュ
どうも海水アクアリウム初心者の千日です。今日はイエローヘッドジョーフィッシュのユニークな生態の1つを紹介したいと思います。
- 底砂に穴を掘って巣を作る
- 明るいうちは巣の周辺をフワフワ立ち泳ぎ
- 暗くなったら小石を集めて器用に巣に蓋をして眠る
小型の水槽でも巣を作らせることが出来ます
ジョーフィッシュの『ジョー』とは英語で''Joe''、つまりアゴのことです。名前の通りとても大きな口を持つ海水魚です。
この大きな口で砂や小石を掘って巣を作ります。ジョーフィッシュを飼育する時は、必ず巣を作れるように底砂を敷く必要があるのですが、その生態を良く知るアクアリストからはそれ故敬遠されることがあります。
- ジョーフィッシュが巣を作れる程に厚く底砂を敷くと、底砂の中に止水域(流れが止まって酸素が供給されない所)が出来て有害な硫化水素が発生するリスクが跳ね上がる。
- ジョーフィッシュが巣を作るためにライブロックの下に穴を掘ると、地盤沈下してレイアウトの岩組みが崩れる。
- 水槽の後ろの方に巣を作ってしまうと、なかなか姿を見ることが出来ない。
こういった難点です。しかしちょっとした工夫を凝らすことでこれらの難点は解決します。
千日はこの方法で、まんまと水槽の前面にに巣を作らせ、約2年イエローヘッドジョーフィッシュを飼育してます。
少しの工夫でこういうユニークな生態を間近で観察出来るのが小型水槽でジョーフィッシュを飼育する楽しさなんですよね。
フワフワと立ち泳ぎする姿に癒されます
ジョーフィッシュって何というか、オバQみたいな風貌なんですよね。
照明が点いている間は、巣の真上辺りをフワフワ立ち泳ぎして目をクリクリ動かします。そうやってエサを探してるんです。
魚に首なんか無いはずなんですけど、首の辺りも動かしてキョロキョロする仕草は、他の海水魚、いや海水魚に限らず魚全般を見渡してもジョーフィッシュにだけ見られるものだと思います。
目も口も大きくてアニメのキャラクターみたいな風貌なんです。そんちょのブログさんは蝶ネクタイをした子供みたいだと言ってましたが、言い得て妙です。
もしくはビロードのように青く光を反射する尾ビレから妖精のようだという人もいます。こちらのyoutubeの動画を見て頂ければあながち誇張ではないことがお分かり頂けると思います。
魚離れした愛嬌と海水魚の中でも随一の美しさを兼ね備えているのがイエローヘッドジョーフィッシュなんです。
この千日のブログの顔としても申し分ないモデルさんです。
暗くなると器用に巣の戸締まり
最近、古いライブロックを処分する際に一部を砕いて小石状にして巣の前に撒いてやると、消灯後にその小石を使って巣に蓋をするようになりました。
巣に戸締まりをした状態(メイン照明の消灯後に補助照明だけを点灯して撮影)
暗いですが、写真の左下辺りにジョーの巣穴があります。
点灯時の同じアングルから
点灯時の同じアングルの写真です。顔だけ出して、周囲を警戒していますね。
3種類の粒の大きさが必要
ジョーフィッシュにこういう精巧な工作をさせたいなら、3種類の粒の大きさの底砂が必要です。
- 砂
- 小豆大
- 大豆〜ジョーの頭位
それまでは、砂状の底砂と少しの小豆大の砂でしたのでこういった工作が出来なかったんでしょうね、悪い事をしました(^_^)a
出来れば蓋を作っている動画を撮影したい所ですが…まだその現場を見たことがありません。何しろ作業は消灯後ですからね。
最近、神経質になって餌食いが悪いので、調子が良くなって来たら、戸締まりの様子をパパラッチしたいと思います(-_^)
以上、千日のブログでした。
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