ファミリーマートに一本化 ユニーと9月
コンビニエンスストア3位のファミリーマートと、4位のサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングス(GHD)は3日、9月1日付で経営統合すると発表した。コンビニのブランドは「ファミリーマート」に統一する。同一ブランドでの国内店舗数が単純合算で1万8000を超え、業界首位のセブン−イレブン・ジャパン(1万8316店、1月末現在)と並ぶ一大チェーンが誕生する。
昨年末現在でファミリーマートは1万1499店。計6304店を展開する「サークルK」と「サンクス」は2019年2月ごろまでにブランドを変える。ファミマは昨年12月に吸収合併した中堅コンビニ、ココストアの約400店もファミマブランドへの転換を進めている。
新ファミマは統合各社の強みを生かした商品開発を進めるとともに、規模の力を生かして大手食品メーカーなどからの商品調達力を強化する。
ファミマがユニーGHDを吸収合併し、持ち株会社「ユニー・ファミリーマートホールディングス」を発足させる。ファミマの上田準二会長(69)が社長に、ファミマの中山勇社長(58)とユニーGHDの佐古則男社長(58)が副社長に就く。ユニーGHDは8月29日付で上場廃止となる。
持ち株会社とコンビニ事業子会社は東京都豊島区、スーパー事業子会社は愛知県稲沢市に本社を置く。中山氏がコンビニ事業を指揮し、佐古氏がスーパー事業を担う体制をとる。【林奈緒美】