三菱東京ＵＦＪ銀行 新頭取に小山田氏昇格

1月28日 21時07分

大手銀行の「三菱東京ＵＦＪ銀行」は、ことし４月１日付けで、平野信行頭取が退任し、新しい頭取に小山田隆副頭取が昇格する人事を発表しました。

頭取に就任する小山田氏は東京都出身の６０歳。昭和５４年に当時の三菱銀行に入行し、合併後の三菱東京ＵＦＪ銀行で企画担当や営業担当の役員を務めたあと、おととしから副頭取として銀行業務を統括していました。
今回の人事で、平野頭取は銀行の会長に就任するとともに、持ち株会社の「三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ」の社長を引き続き務めます。
小山田氏は記者会見で、「足元では特に中国の減速が目立っているが、世界経済の成長とともに拡大していく中間層の需要をしっかり取り込んで、取れるリスクは取っていく」と述べました。
また、金融と最新のＩＴ技術を融合した「フィンテック」と呼ばれる新しい金融サービスについては、「かなりの危機意識を持っている。今のフィンテックの動きは銀行の業務を本質的に変えていく可能性があり、どう対応していくかが問われている」と述べました。