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記録的な冷え込みで野菜の価格高騰 九州1月28日 11時23分
九州の各地で相次いだ記録的な冷え込みの影響で、福岡市の卸売市場では、大根や白菜など露地ものの野菜が一時的に品薄となり、価格が高騰しています。
福岡市博多区にある福岡中央卸売市場では、早朝、県内産の大根や鹿児島産のキャベツなどの競りが行われました。市場関係者によりますと、大根や白菜などの露地ものの野菜は、今週、九州の各地で相次いだ記録的な冷え込みや雪の影響で、凍って収穫できなくなったり、高速道路の通行止めで輸送できなくなったりして品薄だということです。
今月はじめまでは比較的、気温の高い日が続いていたため、生産が順調で安値が続いていましたが、大根の場合、今は1キロ当たり88円と年末の2倍以上で、平年よりも6割ほど高いということです。
今後は再び気温が上がると予想されていることから、市場関係者は野菜の品薄や高騰は一時的とみています。
卸売会社の福岡大同青果営業企画課の比嘉光子係長は「野菜の値段は今後、平年並みに戻るとみられますが、3月にかけて気温が急激に上がると野菜が傷んで再び価格が高騰するおそれがあります」と話しています。
今月はじめまでは比較的、気温の高い日が続いていたため、生産が順調で安値が続いていましたが、大根の場合、今は1キロ当たり88円と年末の2倍以上で、平年よりも6割ほど高いということです。
今後は再び気温が上がると予想されていることから、市場関係者は野菜の品薄や高騰は一時的とみています。
卸売会社の福岡大同青果営業企画課の比嘉光子係長は「野菜の値段は今後、平年並みに戻るとみられますが、3月にかけて気温が急激に上がると野菜が傷んで再び価格が高騰するおそれがあります」と話しています。
北海道にも影響
札幌市内で販売される野菜や果物の多くを扱う札幌市中央卸売市場では、道内外から品物を集めて、仲買人や小売業者に卸しています。
市場によりますと、今月23日から続いた全国的な大雪や寒さの影響で、主に関東や九州など北海道内に運ばれてくる一部の野菜が不作になったり、輸送が遅れたりして今週から品薄の状態が続いているということです。
このため平年に比べて卸売価格が、なすで5割、ホウレンソウで4割、トマトで3割など、少なくとも7種類の野菜で値上がりしていて、市内のスーパーでは小売価格も1割から2割程度、値上がりしているということです。
市場ではふだんの半分の量しか入荷していないホウレンソウの競りに、20人ほどの仲買人たちが殺到して、僅か5分ほどで完売する場面も見られました。
仲買人の1人は「野菜が軒並み高くなっていると感じます。来週も再来週もこの状態が続けばもうけが出ずに参ってしまいます」と話していました。
卸売会社の青果部門を担当する鈴木謙二さんは「天候次第だが、来週くらいまでは高値の状態が続くと思う」と話していました。
市場によりますと、今月23日から続いた全国的な大雪や寒さの影響で、主に関東や九州など北海道内に運ばれてくる一部の野菜が不作になったり、輸送が遅れたりして今週から品薄の状態が続いているということです。
このため平年に比べて卸売価格が、なすで5割、ホウレンソウで4割、トマトで3割など、少なくとも7種類の野菜で値上がりしていて、市内のスーパーでは小売価格も1割から2割程度、値上がりしているということです。
市場ではふだんの半分の量しか入荷していないホウレンソウの競りに、20人ほどの仲買人たちが殺到して、僅か5分ほどで完売する場面も見られました。
仲買人の1人は「野菜が軒並み高くなっていると感じます。来週も再来週もこの状態が続けばもうけが出ずに参ってしまいます」と話していました。
卸売会社の青果部門を担当する鈴木謙二さんは「天候次第だが、来週くらいまでは高値の状態が続くと思う」と話していました。