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EU 自動車が環境規制などに適合か 監視の権限強化の提案1月28日 6時53分
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ドイツの大手自動車メーカー、フォルクスワーゲンが不正に排ガス規制を逃れていた問題を受けて、EU=ヨーロッパ連合は、域内の自動車が安全基準や環境規制に適合しているかを監視する権限を大幅に強化する新たな提案を示しました。
フォルクスワーゲンがディーゼル車に不正なソフトウエアを搭載し、排ガス規制を逃れていた問題を巡っては、EUの監視態勢の甘さに批判の声が上がっていました。
これを受けて、EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会は27日、域内の自動車が安全基準や環境規制に適合しているかどうか監視する権限を大幅に強化する新たな提案を示しました。
提案では、ヨーロッパ委員会が、加盟国の承認を得て市場に流通している車を抜き打ちで検査できることや、環境規制などに違反している車が見つかった場合にはリコールを指示できるとしています。また、違反の程度に応じて、自動車メーカーに対し、車1台あたり最大3万ユーロ、日本円で390万円の罰金の支払いを命じる権限なども盛り込まれています。
この提案は、加盟国とヨーロッパ議会の承認が得られれば法制化されますが、EUの権限の強化にそもそも批判的な国々や自動車産業界から反発の声が上がるのは必至で、議論は難航することが予想されます。
これを受けて、EUの執行機関にあたるヨーロッパ委員会は27日、域内の自動車が安全基準や環境規制に適合しているかどうか監視する権限を大幅に強化する新たな提案を示しました。
提案では、ヨーロッパ委員会が、加盟国の承認を得て市場に流通している車を抜き打ちで検査できることや、環境規制などに違反している車が見つかった場合にはリコールを指示できるとしています。また、違反の程度に応じて、自動車メーカーに対し、車1台あたり最大3万ユーロ、日本円で390万円の罰金の支払いを命じる権限なども盛り込まれています。
この提案は、加盟国とヨーロッパ議会の承認が得られれば法制化されますが、EUの権限の強化にそもそも批判的な国々や自動車産業界から反発の声が上がるのは必至で、議論は難航することが予想されます。