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米FRB 政策金利の追加利上げ見送り1月28日 5時17分
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アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は金融政策を決める2日間の会合を終えて声明を発表し、原油安や株価の不安定な動きを踏まえ、世界経済や金融市場の動向を注視する必要があるとして、今回は、追加の利上げを見送ることを決めました。
FRBは、先月、7年間にわたって続けてきたゼロ金利政策を解除して、利上げを始めることを決定し、政策金利を0.25から0.5%の幅に引き上げました。
そして、ことし初めての金融政策を決める会合を27日までの2日間、開き、市場の大方の予想どおり政策金利をいまの水準まま据え置き、追加の利上げを見送ることを全員一致で決めました。
会合の後、発表した声明で、FRBはアメリカ経済について「雇用は力強く拡大した」と判断したものの輸出が伸び悩み、去年の後半は成長の勢いが鈍ったと指摘しました。また中国経済の減速や最近の原油価格の急落、それに株価の不安定な動きを踏まえ「世界経済や金融市場の動向を注視している」と言及し、警戒感をにじませました。
FRBは、ことしは4回程度、利上げをする可能性を示してきましたが、世界経済の先行きに不透明感が高まるなか、市場では、次回、3月の会合で追加の利上げをするかどうかが焦点になっています。
これについてFRBは声明で今後の景気動向をみて判断するというこれまでの方針を繰り返すにとどめ、株式市場の不安定な動きが収まるかどうかなどを見極めて次回の会合で利上げの是非を判断する姿勢を示しました。
そして、ことし初めての金融政策を決める会合を27日までの2日間、開き、市場の大方の予想どおり政策金利をいまの水準まま据え置き、追加の利上げを見送ることを全員一致で決めました。
会合の後、発表した声明で、FRBはアメリカ経済について「雇用は力強く拡大した」と判断したものの輸出が伸び悩み、去年の後半は成長の勢いが鈍ったと指摘しました。また中国経済の減速や最近の原油価格の急落、それに株価の不安定な動きを踏まえ「世界経済や金融市場の動向を注視している」と言及し、警戒感をにじませました。
FRBは、ことしは4回程度、利上げをする可能性を示してきましたが、世界経済の先行きに不透明感が高まるなか、市場では、次回、3月の会合で追加の利上げをするかどうかが焦点になっています。
これについてFRBは声明で今後の景気動向をみて判断するというこれまでの方針を繰り返すにとどめ、株式市場の不安定な動きが収まるかどうかなどを見極めて次回の会合で利上げの是非を判断する姿勢を示しました。