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岩手・釜石~中国のコンテナ船定期航路 来春開設へ1月28日 4時08分
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東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県釜石市の釜石港と中国を直接結ぶコンテナ船の定期航路が来年春に開設される見通しになりました。岩手県と海外を直接結ぶ定期航路の開設は震災後、初めてで、被災地の経済の活性化につながることが期待されています。
関係者によりますと、開設される見通しとなったのは、岩手県釜石市の釜石港と中国の上海の港を結ぶコンテナ船の定期航路で、韓国の海運会社が週1便運航する予定です。
釜石市は津波の被害で地域経済が大きな打撃を受けましたが、復興事業で整備が進む三陸沿岸道路と釜石自動車道が今後、結節することや、港のある町という立地も生かして、新たな物流拠点になろうとしています。
震災前の5年間に釜石市が誘致できた企業は僅か1社でしたが、震災後は6社に上り、中国の太陽光パネルの製造会社や大手運送会社が物流拠点を建設しています。
今回、韓国の海運会社が定期航路を開設するのは、中国の太陽光パネルの製造会社によるパネルの輸入が見込めることに加え、三陸沿岸の水産加工品の輸出も期待できるためだということで、海運会社は来年春の開設を目指して航路や運航計画などの具体的な検討を進めているということです。
岩手県と海外を直接結ぶコンテナ船の定期航路の開設は震災後、初めてで、震災の影響で休止している大船渡港の定期航路を除くと県内で唯一となるため、被災地の経済の活性化につながることが期待されています。
釜石市は津波の被害で地域経済が大きな打撃を受けましたが、復興事業で整備が進む三陸沿岸道路と釜石自動車道が今後、結節することや、港のある町という立地も生かして、新たな物流拠点になろうとしています。
震災前の5年間に釜石市が誘致できた企業は僅か1社でしたが、震災後は6社に上り、中国の太陽光パネルの製造会社や大手運送会社が物流拠点を建設しています。
今回、韓国の海運会社が定期航路を開設するのは、中国の太陽光パネルの製造会社によるパネルの輸入が見込めることに加え、三陸沿岸の水産加工品の輸出も期待できるためだということで、海運会社は来年春の開設を目指して航路や運航計画などの具体的な検討を進めているということです。
岩手県と海外を直接結ぶコンテナ船の定期航路の開設は震災後、初めてで、震災の影響で休止している大船渡港の定期航路を除くと県内で唯一となるため、被災地の経済の活性化につながることが期待されています。