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「帝国の慰安婦」 著者がネットで全文公開
2月1日 19時06分

「帝国の慰安婦」 著者がネットで全文公開
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著書の中で元慰安婦たちの名誉を傷つけたとして在宅起訴された韓国の大学教授が、元慰安婦の支援団体などが出した間違った資料のせいで著書の内容が誤解されているとして、全文をインターネットで公開しました。
インターネットで公開されたのは、2013年に韓国で出版されたセジョン(世宗)大学のパク・ユハ(朴裕河)教授の著書「帝国の慰安婦」です。
パク教授は著書の中で、慰安婦問題の原因は日本の植民地支配にあるとする一方で、「20万人の少女が日本軍に強制連行されたという韓国国内の一般的な認識は実態と異なる」と指摘したことなどで、一部の元慰安婦から名誉を傷つけられたとして告訴され、刑事裁判が始まっています。
これまでの裁判でパク教授は、「著書は慰安婦の問題を新しい見方で解決する方法を模索したもので、名誉を毀損しようという意図はなかった」として、起訴内容を否認し、争う姿勢を示しています。
パク教授は、今回著書の全文をインターネットで公開した理由について、元慰安婦の支援団体などが出した間違った資料のせいで著書の内容が誤解されているためとしています。
パク教授はこれまでも慰安婦問題についての冷静な議論を呼びかけていて、「日韓政府の合意をこえて、国民の合意となることに寄与したい」としています。

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