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ミャンマー新議会始まる 新政権発足へ軍と融和姿勢
2月1日 15時42分

ミャンマー新議会始まる 新政権発足へ軍と融和姿勢
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ミャンマーでは、民主化運動の指導者、アウン・サン・スー・チー氏の政党が過半数を占める新しい議会が1日から始まりました。スー・チー氏の党は下院の副議長に軍事政権の流れをくむ党の議員を選び、来月予定されている新政権の発足に向け、軍との融和姿勢を打ち出しました。
ミャンマーでは去年11月の総選挙で、スー・チー氏が率いるNLD=国民民主連盟が圧勝して過半数を占め、1日、新しい議員による議会が招集されました。
この中で過半数を占めているスー・チー氏のNLDは、下院の議長に党幹部でスー・チー氏の側近のウィン・ミン氏を選出しました。
一方、副議長には軍事政権の流れをくむ党の議員を選び、来月に予定されている新政権の発足に向け、軍との融和姿勢を打ち出しました。
議会では今月中にも大統領を選ぶ手続きが始まりますが、ミャンマーでは軍事政権下で作られた憲法の規定で、外国籍の家族がいる人物は大統領になることができず、イギリス国籍の息子がいるスー・チー氏の就任は難しいとみられています。
スー・チー氏は、国民の圧倒的な支持を背景に「大統領以上の存在になる」と発言するなど、みずから政権を率いる強い決意を示していて、スー・チー氏がどのような形の新政権を発足させるのか注目されます。

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