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ユダヤ教聖地「嘆きの壁」男女一緒に祈る場 新設へ2月1日 5時45分
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エルサレム旧市街にあるユダヤ教の聖地「嘆きの壁」を巡り、イスラエル政府はユダヤ教改革派の要望を受けて、男女が一緒に祈ることができるスペースを新たに作ることになり、ユダヤ教徒の間で大きな議論となっています。
エルサレム旧市街にあるユダヤ教の聖地「嘆きの壁」は、性別によって行動を規定するユダヤ教の厳格な教義にのっとり、男性が祈りをささげる場所と、女性が祈ることができる場所が分けられ、女性は行動も制限されています。
こうした現状に対して、アメリカなどイスラエル国外に多く、より寛容な考え方をとる「改革派」と呼ばれる勢力は、「嘆きの壁」で女性が男性と平等な権利を行使できるよう訴えてきました。
これを受けてイスラエル政府は31日、これまでの男性用と女性用の祈りのスペースとは別に、男女が一緒に祈ることができる場所をつくることを決めました。
新たに設けられるスペースでは、これまで女性に禁じられていたユダヤ教の律法を読み上げることや祈りの歌を歌うことなどが認められることになります。今回の決定について、「改革派」などからは「歴史的な第一歩だ」と歓迎する声が上がっていますが、教義を厳格に守る「超正統派」と呼ばれる勢力からは、今後、強い反発も予想されます。
こうした現状に対して、アメリカなどイスラエル国外に多く、より寛容な考え方をとる「改革派」と呼ばれる勢力は、「嘆きの壁」で女性が男性と平等な権利を行使できるよう訴えてきました。
これを受けてイスラエル政府は31日、これまでの男性用と女性用の祈りのスペースとは別に、男女が一緒に祈ることができる場所をつくることを決めました。
新たに設けられるスペースでは、これまで女性に禁じられていたユダヤ教の律法を読み上げることや祈りの歌を歌うことなどが認められることになります。今回の決定について、「改革派」などからは「歴史的な第一歩だ」と歓迎する声が上がっていますが、教義を厳格に守る「超正統派」と呼ばれる勢力からは、今後、強い反発も予想されます。