ミャンマー 新議会がきょう招集

2月1日 4時26分

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ミャンマーでは、民主化運動の指導者アウン・サン・スー・チー氏の政党が過半数を占める新しい議会が１日、招集されます。憲法の規定でスー・チー氏は大統領に就任することが難しいとされるなか、新政権がどのような形で発足するのか、注目されます。

ミャンマーでは去年１１月の総選挙で、スー・チー氏が率いるＮＬＤ＝国民民主連盟が圧勝し、軍事政権の流れをくむこれまでの政権に替わり民主化勢力主導の新しい政権が誕生する見通しになりました。
この選挙で選ばれた新しい議員による議会が１日、招集され、上下両院それぞれの議長と副議長を選出したあと、来月予定されている新政権の発足に向けて、大統領を選出する手続きに入ります。
大統領は、上下両院の議員の投票によって選ばれますが、ミャンマーの憲法は外国籍の家族がいる人物の就任を禁じているため、イギリス国籍の息子がいるスー・チー氏は大統領になるのは難しいとみられています。
スー・チー氏は国民の圧倒的な支持を背景に、「大統領以上の存在になる」と発言するなど、みずから政権を率いる強い決意を示していて、新政権がどのような形で発足するのか、注目されます。