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シリア 和平協議開始も犠牲者は増え続ける
1月31日 0時00分

シリアの内戦の終結を目指す和平協議が29日から始まりましたが、シリアでは激しい戦闘が続き、犠牲者が増え続けています。
イギリスを拠点にシリアの情報を収集する人権団体によりますと、和平協議が始まった29日、シリア北西部イドリブ県郊外の反政府勢力が支配する町で、政府軍を支援しているロシア軍によるとみられる空爆が行われ、子どもや女性を含む15人が死亡したということです。
ロシアがシリアへの空爆を始めた去年9月末からこれまでに、ロシア軍によるとみられる空爆で3600人近くが死亡し、このうち1300人余りが一般市民で、子どもと女性が500人以上含まれているということです。このほか、反政府勢力の戦闘員が1200人余り、過激派組織IS=イスラミックステートの戦闘員が1000人近くに上っているということです。
ロシアは、ISを壊滅させるためだとしてシリアでの空爆を行っていて、支援を受ける政府軍が攻勢を強めています。これに対し、反政府勢力は、多数の市民が犠牲になっているとして、政府軍やロシアを批判しています。

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