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北朝鮮への制裁強化 国連安保理で日本が訴え
1月30日 6時00分

北朝鮮への制裁強化 国連安保理で日本が訴え
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北朝鮮による核実験を受け国連の安全保障理事会で北朝鮮に追加の制裁を科す決議の採択に向けて水面下の協議が続くなか、安保理の会合に出席した日本の吉川国連大使は、国際社会が一致して北朝鮮に圧力をかけなければならないとして、改めて強力な制裁の必要性を訴えました。
国連の安全保障理事会では、北朝鮮に追加の制裁を科す新たな決議の採択に向けて、常任理事国のアメリカや中国、非常任理事国の日本などの間で、水面下の協議が続いています。
国連の外交筋によりますと、これまでに▽アメリカが、北朝鮮との資源の取り引きを制限したり、北朝鮮の船舶への取締りを強化したりすることなどを求めているのに対し、▽中国は北朝鮮の市民生活を圧迫するなどと難色を示し、交渉は難航しているということです。
こうしたなか、29日、安保理の公開の会合に出席した日本の吉川国連大使は、国際社会が20年以上にわたり北朝鮮との対話を試みてきたものの、核開発を断念させることができなかったと述べました。そのうえで「対話が成果をもたらすには圧力が欠かせず、そのためには強力な安保理決議が必要だ」と述べ、国際社会が一致して制裁を強化する必要性を訴えました。
このあと、アメリカやイギリス、フランスなども強力な決議を速やかに採択する必要性を相次いで訴えましたが、中国やロシアは制裁について言及せず、北朝鮮に対する各国の立場の違いが浮き彫りになりました。

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