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車の自動運転にドライバー必要か 米で公聴会1月29日 13時40分
車の自動運転の実用化に向けたルール作りが進められているアメリカのカリフォルニア州で、運輸当局による初めての公聴会が開かれ、当局側が安全のため車にはドライバーの存在が必要だとする一方、開発を進めるIT企業側は強く反発し、自動運転を巡る意見が大きく対立しています。
自動車メーカーやIT企業の多くが自動運転の開発拠点を置くカリフォルニア州は、先月、走行中の車の故障に備えて、車には必ずドライバーが乗ることを求める自動運転に関する規制案を公表しました。
これについて28日、州の運輸当局による初めての公聴会が開かれました。この中でグーグルの自動運転の開発責任者は、すでに210万キロ以上を自動運転で走行したとしたうえで、「人間のドライバーのほうが安全だという考えは誤りで、機械に任せたほうが安全だ。車を必要とする人のためにルールを作るべきだ」と、規制案に強く反発しました。
また、一般の参加者からは「目が不自由で免許を取れない人が、1人で出かけられる可能性を排除しないでほしい」という意見や、「機械を完全に信用できない。いざというときのためにドライバーが制御することは必要だ」という意見が出て賛否が分かれました。
公聴会を開いたカリフォルニア州車両管理局の担当者、ジェシカ・ゴンザレスさんは「最大の焦点がドライバーの存在をどう考えるかだが、きょうの意見を基にルールを作りたい」と話していました。
これについて28日、州の運輸当局による初めての公聴会が開かれました。この中でグーグルの自動運転の開発責任者は、すでに210万キロ以上を自動運転で走行したとしたうえで、「人間のドライバーのほうが安全だという考えは誤りで、機械に任せたほうが安全だ。車を必要とする人のためにルールを作るべきだ」と、規制案に強く反発しました。
また、一般の参加者からは「目が不自由で免許を取れない人が、1人で出かけられる可能性を排除しないでほしい」という意見や、「機械を完全に信用できない。いざというときのためにドライバーが制御することは必要だ」という意見が出て賛否が分かれました。
公聴会を開いたカリフォルニア州車両管理局の担当者、ジェシカ・ゴンザレスさんは「最大の焦点がドライバーの存在をどう考えるかだが、きょうの意見を基にルールを作りたい」と話していました。