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スウェーデン「難民認定せず」5~8万人か1月29日 10時12分
去年、およそ16万人が難民認定を求めて入国した北欧のスウェーデンは、難民として認められない人がおよそ5万人から8万人に上り、来年以降、国外退去処分とする方針であることを明らかにしました。
北欧のスウェーデンには去年、シリアやイラク、アフリカの国々などからおよそ16万人が入国して難民認定を求めましたが、スウェーデン政府は、数が多すぎて受け入れを続けることは困難だとして、永住権を取得した難民が家族を呼び寄せることを制限するなど寛容だった政策を転換しています。
スウェーデンのヨハンソン法務・移民担当相は28日、16万人のうち難民として認められない人は5万人から8万人に上る可能性があるとしたうえで、これらの人々に対しては「まずは自発的に、しかし最後は強制的に帰国してもらうことになるだろう」と述べて、国外退去処分とする方針を明らかにしました。
ただ、ヨハンソン法務・移民担当相は、シリアからの難民は原則として難民と認めるという方針を示し、その他は個別に判断するとしています。そして、難民と認められない人については、出身国の受け入れを前提に、来年以降、国外退去の手続きを本格的に進めるとしています。
一方、隣国フィンランド政府も、去年難民認定を求めた3万2000人のうちおよそ2万人が国外退去になるとの見通しを示していて、北欧の各国では難民認定を制限しようという動きが相次いでいます。
スウェーデンのヨハンソン法務・移民担当相は28日、16万人のうち難民として認められない人は5万人から8万人に上る可能性があるとしたうえで、これらの人々に対しては「まずは自発的に、しかし最後は強制的に帰国してもらうことになるだろう」と述べて、国外退去処分とする方針を明らかにしました。
ただ、ヨハンソン法務・移民担当相は、シリアからの難民は原則として難民と認めるという方針を示し、その他は個別に判断するとしています。そして、難民と認められない人については、出身国の受け入れを前提に、来年以降、国外退去の手続きを本格的に進めるとしています。
一方、隣国フィンランド政府も、去年難民認定を求めた3万2000人のうちおよそ2万人が国外退去になるとの見通しを示していて、北欧の各国では難民認定を制限しようという動きが相次いでいます。