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ノルウェー 難民の権利保護求め各地でデモ
1月28日 11時47分

北欧のノルウェーでは、難民申請をするため中東などからロシア経由で入国してきたおよそ5400人をロシア側に強制的に送り返す方針を政府が打ち出したのに対し、人権団体などが各地で抗議デモを行い、難民の権利を守るよう訴えました。
このデモは、ノルウェー政府が去年、難民の受け入れ政策をより厳しくし、ロシア経由で入国してきたおよそ5400人について、ロシア側に送り返すという方針を打ち出したのに抗議して、人権団体などが27日、ノルウェー各地で行いました。
このうち首都オスロでは数百人が広場に集まり、「国外退去処分をやめろ」とか「難民を歓迎する」などと書かれたプラカードを掲げて行進し、難民の権利を守るよう訴えました。
ノルウェー政府はこれまでに、難民申請をするためロシア経由で入国してきたシリア人やイエメン人など200人以上を強制的に送り返していますが、これらの人たちは、いずれもロシアに滞在できるビザを持っていてロシアで本来、安全が確保されていたとしています。
北欧の国々は、人道的な観点から、これまで難民や移民を積極的に受け入れてきましたが、治安の悪化への懸念や財政的な負担などから、このところ消極的な世論が強まっています。

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