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中国外相 人工島へ一定程度の軍配置 軍事化ではない
1月28日 4時04分

中国外相 人工島へ一定程度の軍配置 軍事化ではない
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南シナ海で中国が造成している人工島について、中国の王毅外相は、自衛のための施設を造ることは国際法で認められた権利だとして、一定程度の軍の配置は、習近平国家主席の「島を軍事化しない」という発言と矛盾しないという認識を示しました。
中国の王毅外相は、27日、北京で、アメリカのケリー国務長官と会談したあと、共同で記者会見に臨みました。
この中で王外相は、習近平主席が去年秋に訪米した際、南シナ海の島を「軍事化しない」と明言しながら軍事化しているのではないかという記者からの指摘に対し、「島には、自衛のために必要な施設がある」と述べました。
そのうえで、「国際法は、いかなる国家に対しても自衛権を与えている」と述べて、一定程度の軍を配置することは軍事化ではなく、矛盾はしないと主張しました。
さらに、「自衛権の行使を軍事化だと言うのなら南シナ海はとっくに軍事化されている」と述べて、フィリピンやベトナムなどが中国よりも早い時期から軍を配置していることを引き合いに出し、中国の正当性を主張しました。
これに対し、アメリカのケリー長官は「領有権を主張する国々が互いの一致点を見いだし、疑心暗鬼による地域の不安定化を回避することが重要だ」と述べて、中国に対し、南シナ海の緊張緩和に向けて努力するよう促しました。

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