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ベトナム共産党大会 国政方針採択し閉幕
1月28日 16時33分

共産党による一党支配が続くベトナムで、5年に1度行われる共産党大会が28日閉幕し、南シナ海の領有権問題を念頭に、防衛力の強化や、経済改革の一層の推進などを盛り込んだ今後5年間の国政方針が採択されました。
今月21日から首都ハノイで開かれていたベトナム共産党大会では、最終日の28日、新たな最高指導部の人事が公表され、党のトップを務めるグエン・フー・チョン書記長が留任することになりました。
一方、チュオン・タン・サン国家主席とグエン・タン・ズン首相が退任することも決まり、次の国家主席にチャン・ダイ・クアン公安相、新たな首相にはグエン・スアン・フック副首相が就任する見通しです。
閉会にあたってチョン書記長は「早期の工業国入りを目指し、国民生活の向上を図るとともに、祖国の独立と主権を断固守りぬく」と述べたうえで、引き続き、共産党が主導的な役割を担っていく姿勢を強調しました。
また大会では、南シナ海での人工島の建設など海洋進出の動きを加速させる中国を念頭に、防衛力の強化や、「ドイモイ」と呼ばれる経済改革を一層推進し2020年まで、年平均で6.5%から7%の経済成長を続けることなどを盛り込んだ今後5年間の国政方針が採択されました。

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