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うつ病だけど女子力上げよう

23歳でうつ病発症、27歳にして3社を退職した女子力カウンセラーこぐまによるブログです。

朝が来るのが怖い

こころについて考える

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朝が来るのが怖い、

だから夜眠りたくない。
 
朝ごはんを食べたら仕事に行かなきゃいけない、
だから朝ごはんがほしくない。
 
昼ごはんを食べたら仕事に戻らなきゃいけない、
だから昼ごはんが喉を通らない。
 
晩ごはんを食べたらお風呂に入って寝る準備をしなきゃいけない、
だから晩ごはんを見たくもない。
 
これが、私がうつ病になり始めた頃の思考だった。

 

私が大学を卒業したのは2011年の春だった。

リーマン・ショックの影響をモロに受け、大卒の内定率が史上最低だった年。
そして、大学卒業直前の、311。
 
私は幸い徳島県内に本店がある銀行に内定をもらっていた。
311でも幸い、被災した友人や親戚などもいない。
けれど困難を極めた就職活動と、あまりにも悲惨な日本の状況に、入社前にしてすでに心は疲弊しきっていた。
 

入社1ヶ月目

入社式のあとはすぐに1ヶ月間、銀行の研修所で毎日寝泊まりし、軍隊のような訓練を受けた。
朝は6時に起きてランニング。
その後はひたすら研修。
夕食後は交代でお風呂に入り、そこでも検定試験対策の勉強をしたり、札勘(お札を扇みたいに広げて数えるアレ)など銀行員として基本的なスキルの練習が真夜中まで続く日も少なくなかった。
 
私は子供の頃から寝付きが非常に悪いのが悩みだった。
当然、そのような研修生活でも夜は眠れなかった。
はじめの2週間ほどは、毎日2時間も眠れなかった。
身体はボロボロだった。
 
さらに土日の休みもボランティア活動や多くの課題につぶされゆっくり休む間もなかった。
けれど、それでもまだ研修生活はマシだったのだ。
 

入社2ヶ月目~配属された支店での仕事

私はなぜか本店の次に大きい規模の支店に配属されてしまった。
入社式で辞令を渡されるときだけは嬉しかったけれど、すぐに不安に変わった。
大きな支店でやっていけるのだろうか。ただただそれが怖かった。
 
実際、支店での仕事は恐怖の連続だった。
ミスは決して許されない。
お客さまのお金だから。
 
山積みの伝票をさばくのは私ひとり。
15時の閉店時刻までに終わらない不安。
 
仕事のマニュアルは作っても、開く時間も場所もない。
カウンター越しでお客さまが待っている。
机の上は待機中の山盛りの伝票だらけ。
その焦りがさらにミスを増やす。
 
3時の営業終了まで必死で駆け抜ける。
そのあと、4時にお金を合わせるまで1時間また必死に端末を叩く。
焦りと、ミスへの恐怖だけが原動力だった。
 
お金が合えば次は営業活動だ。
新入行員にも少しばかりのノルマは課せられている。
上司に渡された顧客リストを見ながらひたすらテレアポ。
ここでまた恐怖が私を襲う。
緊張してうまく話せない、どうしよう。
 
焦りだってある。
期末までに目標を達成しなきゃいけないのに、全然アポが取れない。
だいたい、アポが取れたところで、目標が達成されるとも限らない。
 
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
 
その日は帰り道車を運転していて、気づいたら線路に飛び込もうとしていた。
 
やばい!
 
そう思って近くのスーパーの駐車場に車を停めて、母に電話した。
涙が止まらなくて何も言えない私を心配して母はオロオロしていた。
 
 
また別の日には倉庫でファイリングをしていたら、その日のミスを思い出して悲しくなって、涙がこぼれた。
どうせ誰もいないし泣いてスッキリしてから戻ろう、とファイリングをしながらボロボロ涙をこぼしていたら、何かを取りに直属の上司がきた。
「また、泣いてるの」
冷たい顔と声だった。
恐怖で私は涙がますます止まらなくなった。
 
 
また別の日私は、窓口で対応していたお客さまに対して大きなミスをしてしまった。
イライラして怒鳴るお客さま、妙に冷静な私。
とりあえず上司に代わってもらおうと席を立った瞬間、支店長が来た。
「お前はもう下がってろ!」
みんなの前で怒鳴られた。
なぜかそのときは冷静で涙は出なかった。
 

悪いのは私の頑固で弱い心

けれど今思えば私は大したパワハラなんて受けていなかった。
基本的に上の人たちや先輩は優しくて、私がミスへの恐怖に悩んでいることに気づき様々なアドバイスをしてくださったりもした。
 
けれどどのアドバイスも役には立たなかった。
 
私が悪かったのだ。
1人で抱え込もうとし、ミスに怯える心から抜け出せなかった私が悪かったのだ。
結局私は自分の心に負けたのである。
 
私が自分の心に閉じこもっていたから、私の扱いに困った上司に、ストレスのはけ口にされてしまったのだ。
  
私は社会人になってからちっとも成長できていない。
銀行でのこの経験を次に全く活かせなかった。
 
ミスを抱え込み自分を責め、強迫観念に囚われて、壊れる。
その繰り返しなのである。
 
銀行では、311で大きなダメージを受けた日本を復興させたいという強い気持ちを持って研修を受け業務に取り組んだ。
落ち込んだ経済を活性化させたい。
その思いから、一生懸命に毎日まいにち日経新聞を読み、ファイナンシャルプランナーの勉強もした。
小さいミスがなくならない自分を責めて、毎晩寝る前に仕事の振り返りをした。
そのような生活をしていたら眠れなくなってしまった。
 
そして私が経理事務として入った3社目の会社では「正社員」で雇用してもらえた。
(2社目の会社の仕事は楽しかったけれど非正規雇用であったので、正社員にどうしてもなりたくて転職したのだ)
正社員として雇ってもらえたのだからお給料以上に働かなければならない
毎日そう思い真剣に事務員として働いた。
そしてただの事務にはとどまらず、業務や安全に関する改善など数多くの提案を会議でプレゼンした。
必死だった。
けれど、その必死さに周りは引いていた。
私自身も、潰れてしまった。
 
 

もうどうすればいいかわからない

ここまでの状況をざっとかいつまんで書いてみた。
このようなことを心理カウンセラーの人や友人、家族に話すと「そこまで客観的に自分を振り返ることができているなら大丈夫だよ」とよく言われる。
 
けれど私はわからないのだ。
どうすればこの無限ループのような強迫観念から抜け出せるのか、全く検討がつかない。
 
もちろん転職してすぐのときは、とにかく無理をしないようにと思い「ゆるふわOL」が私のテーマだった。
定時で上がって、習い事したり女子会したりデートしたり。そういう毎日が理想だった。
けれど働き始めて1ヶ月。残業はほとんどない職場のため定時上がりではあったが、家に帰っても一生懸命に改善案を考える日々を過ごし始めていた。
気づいたときにはもう、頭の中から仕事のことが離れなくなっていた。
 
本当に、どうすればいいのかわからない。
オンとオフのスイッチの切替方法が全くわからない。
寝る前に部屋でだいすきなアイドルの動画を見ていても、頭の片隅にはつねに仕事があった。
 
 

ブログ中毒

今はブログを書くのが日々の仕事のようになってきているが、ブログもそうである。
いつもブログのネタを探しているし、面白いことが思い浮かべばすぐにメモを取る。
 
よかったのは、ブログは私のものであり、私の好きなように書けるから、焦燥感や恐怖感を感じることが少ないという点である。
 
もちろん、PV数やマネタイズを考えすぎて、しんどくなってしまったこともあった。
そんなときは周りのブロガー先輩たちに話を聞いていただき、考えないようにしていたら気づいたらバズったりもして。
そういう点では、私は一般企業で働くのは好きではないけれど、ブログ(でお金を稼ぐこと)は嫌いではないようだとわかる。
 
だから今はとりあえずブログを書き続けていくことで、強迫観念を持たずに何かを続けるということのリハビリをしようと考えている。
 
 

 誰かおしえてほしい

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私は子供の頃からずっとずっと孤独だった。
1をきけば10を知るタイプの子どもだったせいか、学校の先生から何

 

かを教えてもらったという記憶もあまりない。
 
どうすれば不安と恐怖の強迫観念からぬけ出すことができるのでしょうか?
 
永遠にゴールがないような道を進み続けているような気持ちで、ずっといる。
 角を曲がればゴールかとおもいきや、また同じような風景がずっとずっと続いている、そんな気持ち。
 
何を変えれば抜け出せるのかできるだけ具体的に教えてほしいです。
誰か、たすけてください。