2016.2.3 18:00

覚醒剤使用認めた清原容疑者 入手先は…過去には暴力団関係者とゴルフ

覚醒剤使用認めた清原容疑者 入手先は…過去には暴力団関係者とゴルフ

特集:
転落!清原容疑者逮捕
東京警察病院で検査を受けた清原和博容疑者=東京都中野区(撮影・春名中)

東京警察病院で検査を受けた清原和博容疑者=東京都中野区(撮影・春名中)【拡大】

 覚せい剤取締法違反で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)。逮捕容疑は東京都港区の自宅マンションで覚醒剤約0・1グラムを所持していたというもので、さらに清原容疑者は「覚醒剤は私が使用するために持っていた」と使用も認める供述をしたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。

 警視庁は清原容疑者の自宅から、注射器3本やストローとパイプ1本ずつを押収。うち注射器1本は、押収した覚醒剤と一緒にリビングのテーブルの上に置いてあり、パイプは黒ずんでいた。覚醒剤は使いかけとみられ、清原容疑者の供述を裏付ける形となっている。

 今後、焦点となるのは覚醒剤の入手経路だ。2014年に覚せい剤取締法違反で逮捕された歌手のASKA(57)は、暴力団幹部らから覚醒剤や合成麻薬MDMAを譲り受けていた。

 清原容疑者は西武から巨人に移籍した1996年12月に暴力団関係者とゴルフをしていたことが、99年になって発覚した。このときに撮影された写真をネタに金銭を要求され、暴力団関係者3人が逮捕される事件に発展した。

 清原容疑者の薬物疑惑を2014年3月13日号で報じた週刊文春は、同年4月4日号で「複数の暴力団関係者と親密交際」などと伝えた。

 警視庁はスマートフォン2台を含む携帯電話4台も押収しており、これらが覚醒剤の取引に使用されていないか調べを進めている。警視庁は清原容疑者が薬物を使っているとの情報をつかみ、1年以上前から内偵していた。