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【プロ野球】

ゴジラ教室だよ! 巨人の1軍野手全員集合!

2016年2月3日 紙面から

バットを持って打撃フォームを実演する松井臨時コーチ(中央)。選手だけでなく他のコーチも真剣な表情で“授業”を聞いた=宮崎で(岩本旭人撮影)

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 決してしくじらない松井秀喜先生が、青空打撃教室を開講だ。宮崎キャンプ2日目を迎えた巨人の松井秀喜臨時コーチ(41)が2日、1軍野手全員を集めて約10分間の特別授業を行った。ヤンキースで同僚だったジーターらの名前を挙げ、打撃の極意を伝授。G攻撃陣に“松井流打撃理論”を注入した。

 青く広い空の下、サンマリンスタジアムの一塁ベンチ前に輪ができた。岡本から借りたマスコットバットを手に熱弁するのは松井臨時コーチ。同じく“指導者”としてキャンプに参加した2年前にはなかった一斉の打撃教室だ。

 村田ヘッドコーチ、内田打撃コーチの要請を受けた高橋監督から、依頼を受けた。全面サポートを約束する身として、手助けできることは何でもする。打撃教室開講は、松井臨時コーチの決意の表れだった。

 「私が経験した中で打撃で大事と思うこと、私が見てきたチームメートの中で素晴らしい打者に共通していた点をお伝えしました」

 詳細を明かさなかった本人に代わり、高橋監督が内容を説明。「軸足が大事ということと、良い打者は共通してしっかりと打つ形になるということ」。そして、松井臨時コーチから出てきた具体例は、ヤンキースで同僚だったジーター、ポサダ、Aロッドら名だたる強打者だった。

 坂本、長野、岡本、ギャレット…。誰もがピーンと背筋を伸ばし、松井臨時コーチの授業に集中した。「全員に合うかどうかは別問題だけど、なにかヒントになれば」と目を細めた高橋監督。攻撃力回復が最大課題の巨人にとって、松井秀喜先生の授業は何よりも貴重な時間になったはずだ。 

  (井上学)

 

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