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JX 原油安で3300億円の赤字見通し2月3日 17時29分
石油元売り最大手のJXホールディングスは、原油価格の下落によって備蓄している石油の評価額が下がったことから、ことし3月までの1年間の業績見通しについて、最終損益を3300億円の赤字に下方修正しました。
JXホールディングスが発表した去年12月までの9か月間のグループの決算は、原油価格の下落の影響で売り上げが6兆6890億円で前の年の同じ時期と比べて19%減少しました。また、最終損益は1133億円の赤字でした。
さらにJXは、ことし3月までの1年間の業績見通しについても、原油価格の下落が続いていることから備蓄している石油の評価額が下がったとして、これまでの450億円の黒字の予想から一転して3300億円の赤字に下方修正しました。
JXホールディングスの大田勝幸取締役は記者会見で、「ここまでの原油価格の下落は想定していなかった。下落は底を打ったと思うが、低い水準が続くなか、原油価格に左右される石油開発事業の打ち手は限られる」と述べました。
一方、出光興産も2日、去年12月までの9か月間の決算を発表し、最終損益が269億円の赤字となりました。さらに、ことし3月までの1年間の業績見通しについても、最終損益をこれまでの黒字の予想から一転して130億円の赤字に下方修正し、原油価格の下落に伴う石油元売り各社の業績の悪化が目立っています。出光興産の鷺島敏明経理部長は記者会見で、「今の原油価格では、石油開発への新たな投資も抑制的にならざるをえない」と話していました。
さらにJXは、ことし3月までの1年間の業績見通しについても、原油価格の下落が続いていることから備蓄している石油の評価額が下がったとして、これまでの450億円の黒字の予想から一転して3300億円の赤字に下方修正しました。
JXホールディングスの大田勝幸取締役は記者会見で、「ここまでの原油価格の下落は想定していなかった。下落は底を打ったと思うが、低い水準が続くなか、原油価格に左右される石油開発事業の打ち手は限られる」と述べました。
一方、出光興産も2日、去年12月までの9か月間の決算を発表し、最終損益が269億円の赤字となりました。さらに、ことし3月までの1年間の業績見通しについても、最終損益をこれまでの黒字の予想から一転して130億円の赤字に下方修正し、原油価格の下落に伴う石油元売り各社の業績の悪化が目立っています。出光興産の鷺島敏明経理部長は記者会見で、「今の原油価格では、石油開発への新たな投資も抑制的にならざるをえない」と話していました。