幼い子どもを虐待するのは、人間として最低の行為だと思いますが、最近も、悲惨な事件がありました。

容疑者の男性は、身長195センチだそうです。そんなでかい身体をしていて、小さな子どもを虐待し、あげくの果てに死なせてしまうなんて、ほんとうに最低です。

亡くなったお子さんが、可哀想でなりません。

「親の顔が見たい」と昔から言いますが、このような事件が起こる度に、私は、容疑者の家庭環境、特に親との関係が検証されるべきだと考えます。

子どもの発達過程において、さまざまなチャレンジを見守ってくれる「安全基地」である親の存在は大切な意味を持ちます。親が、虐待したり、ネグレクトしたりすると、のびのびと発達することができない。

虐待やネグレクトを受けた人が、成人して、自分もまた子どもにそれをしてしまうという、悪循環もあります。

このような事件が起こった時に、その容疑者を憎むことは人間として自然なこころの動きですが、同時に、その人の生育環境がどうだったのか、ということを検証することは、是非必要だと考えます。

たとえ、幼少時の家庭環境に問題があったとしても、本人にそのことの問題点を認識させたり、さまざまな助力をすることで、このような犯罪行為に走らないようにすることは、可能です。

その意味でも、このような痛ましい事件の際には、容疑者の生育環境についての検証(プライバシーとの関連で、難しい側面もありますが、重大な結果をもたらしているわけですから、ある程度仕方がないとは思います)は必要だと思います。

みなさんは、このような事件について、どのようにお考えですか?