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2016-02-03

思えば「体幹」という言葉や概念も(一般化は)新しいよね。いつ、だれが……

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ダルビッシュ選手の「世に出回っている“ほとんど効果の無いトレーニング”」ツイートへの反応 - Togetterまとめ http://togetter.com/li/932916

ダルビッシュ有(Yu Darvish) @faridyu 2016-01-30 04:25:08

@urakawa 世に出回っている「身体を使いこなすためのトレーニング」って正直ほとんど効果ないと思っています。バランスボール上でのスクワットもできるようになっても「ただそれが上手になっただけ」なのでバランス能力が上がるわけではないんですよね。なので身体を強くするしかないです。

 

@ideari713 最寄りのジムでパーソナルトレーナーにお願いしてください。

「わけのわかんない体幹やらのメニューではなく、BIG3を中心としたトレーニングメニュー作成してください」って


これ読んでふと思い出したのは、そもそも「体幹」という言葉が、少なくともIME辞書には入ってなく、新語登録したんだよな、という話と、格闘技においてなかなかテイクダウンできない選手を、「体幹が強い」と表現するようになったことだった。

…って、この話も2014年にしてたわ。

http://d.hatena.ne.jp/gryphon/20141107/p1

ヒクソン戦について、彼(中井祐樹)はこう語る。

パンチやキックは出しませんでした。いや、実際は出せなかった。手首をつかまれ、それが切れずに「中心」が崩された。あの時点で終了だったのでしょう』


『「中心」が崩される』……当事者証言というのは面白いものだ。その後格闘技界にも、タックルを切る、切らないの攻防に焦点が当たるようになり、MS-IMEの単語登録にも載っていない「体幹」という言葉が頻繁に使われるようになった。


さらに検索すると、近藤有己が「ウェイトは筋肉をつけるためではなく、体幹を鍛えるためにちょっとだけやっている」という発言を私のブログでは紹介している。2008年だが、発言はもうちょっと前だろう。


ただIMEには「掌底」だって「発勁」だって入っていない。

健康法トレーニングスポーツ技術に関して、「辞書に載っていない言葉」を探すのはめずらしくないようだ。

逆に言うと、一般記事にふつーに載ったり、一般用語化したりのブレイクがおきるなら珍しいことだ。「体幹」は、その珍しい部類に入るのであろう。

と同時に「”体幹”なるものは本当に存在するの?」というと…またうーんだよな。

これも概念の話で、いくらテイクダウンしようとしてもテイクダウンできない、そのことを以前は「テイクダウンディフェンスがうまい」「腰が重い(これだって、部外者が聞けば驚く、特殊にして耳慣れない概念だ)」と言っていた。それを「体幹が強い」という新概念包摂したのか、とってかわったのか。

また、いわゆる「体幹トレーニング」はそれを強化できているのだろうか?

これは実践者じゃないとわからない。根拠はあやしげでも、効果が実際にあればそれはそれでいい、となるだろうし。



体幹」という言葉一般化は、ヤフー知恵袋内の検索とか、アマゾンで書名にこの言葉が入っている本を検索するとかで結構追えると思うが、そこまでやるほどでもない。

某出版関係者某出版関係者 2016/02/03 10:24 「体幹」て言葉がマスコミ等で取り上げられるようになったのは、サッカーの長友佑都が代表や海外で活躍しはじめた2010年頃ではないかと。
自分が見つけた古い記事はこのあたり。
http://www.yomiuri.co.jp/wcup/2010/feature/kagaku/20100623_01.htm

わむわむ 2016/02/03 10:43 思いっきりうろ覚えなんですが、だい〜ぶ昔にプロレスか格闘技の本で「田上明が馬場さんに早い段階から重用されたのは力士出身だから体幹がしっかりしている」という記述があった覚えがあります。オリジナルは角界の用語ですかね?

gryphongryphon 2016/02/03 11:09 これらの答えがトラックバックをいただいた「火薬と鋼」ブログにあり。