ニュース詳細
ジカ熱 米で渡航歴ない患者を初めて確認2月3日 11時18分
中南米を中心に感染が拡大しているジカ熱について、アメリカで感染が報告された地域への渡航歴がない患者が初めて確認され、地元の保健当局が性交渉によって感染した可能性を示唆していることから、国が詳しい感染経路を調べています。
アメリカのCDC=疾病対策センターは2日、テキサス州内でジカ熱が報告された地域への渡航歴がないにもかかわらず、ジカ熱を発症した患者を確認したと発表しました。アメリカではこれまでにジカ熱の患者が30人余り確認されていますが、いずれも中南米などへの渡航歴があり、国内で感染したのが確認されたのは今回が初めてです。
地元の保健当局は患者のパートナーが感染が確認されているベネズエラでジカ熱に感染していることから、性交渉を通じて感染した可能性を示唆しています。ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、性交渉によって感染する可能性を示す報告はこれまでほとんどなく、CDCは感染経路についてさらに詳しく調べています。ジカ熱は頭部が先天的に小さい「小頭症」の新生児との関わりが指摘され、CDCは妊娠している女性や妊娠を希望する女性に対して、感染が報告された地域への渡航を控えるよう促すとともに、ジカ熱に感染した人との性交渉にも十分に注意するよう呼びかけています。
地元の保健当局は患者のパートナーが感染が確認されているベネズエラでジカ熱に感染していることから、性交渉を通じて感染した可能性を示唆しています。ジカ熱は蚊が媒介する感染症で、性交渉によって感染する可能性を示す報告はこれまでほとんどなく、CDCは感染経路についてさらに詳しく調べています。ジカ熱は頭部が先天的に小さい「小頭症」の新生児との関わりが指摘され、CDCは妊娠している女性や妊娠を希望する女性に対して、感染が報告された地域への渡航を控えるよう促すとともに、ジカ熱に感染した人との性交渉にも十分に注意するよう呼びかけています。