おはようございます!みのり(@minorijinsei) です。
先日、1年ぶりくらいにDVDで映画を観ました。
原作のファンだったので、前からみたいな~とぼやいてたのを夫が他のDVDと一緒に「これ観たいっていってたでしょ」と借りてきてくれたのがきっかけです。
その映画とは、コチラ。
映画全体としての感想は、原作ファンの私としては「原作の雰囲気だけ粗くトレースしたよね」って感じの全く納得のいかない作りでした。(※個人の意見です)
が、映画の完成度やストーリーはともかく、
この「海月姫」を見終わってちょっと考えたことがありました。
それは、
「恋とかキュンとか無縁の世界でしばらく生きてきたけど、
別になくてもいいけどあったらあったで生活がちょっと彩るなぁ」ってこと。
以下、30代既婚子持ちであり、最近ちょっと人生楽しんでる気がするけど、恋とかキュンとかの世界では軒下に数日干された切り干し大根並みにカラッカラの私が、たぶん世の中に多くいるであろう(…いるよね?)、同じ乾物達の勝手に一代表として、恋とかキュンについて語ってみます。
(※若い女子男子は、若くない女子の恋愛観とか読みたくないかも知れないけど、ついうっかり呼んでしまったとしても石を投げないでください。)
目次
- 目次
- 結婚して子ども育てていく間に 遠ざかっていったキュン
- 恋とかキュンとか、なくても満たされてる感
- なのに予期せぬ「超プラトニックキュン描写」にアテられた。
- 恋とかキュンとかなくてもいいけど、あったらあったで楽しいよね
- 夫婦間にも、恋とキュンとかあるといいね
結婚して子ども育てていく間に 遠ざかっていったキュン
夫との結婚前の恋愛はもちろん、10~20代の間は私もそれなりに幾人かの人と恋愛したりして、相手とのささいなやりとりに胸キュン!してたこともあったわけです。
それが、結婚して子どもが産まれて育児に没頭して。
仕事復帰して仕事と育児に忙殺されて二人目を産んでまた育児に…
なんてやってる間に、気づいたら「キュン」なんて記憶のむこう遥か彼方に追いやられてしまっていて。
あまりにも遠くに離れすぎて、私の目では見えなくなっちゃったので、そんなものは今私がいる世界の中には存在しないものなんだと、思い込んでしまってました。
「いやいや旦那さんがいるでしょ!」って突っ込みたくなるラブカポーな人はこちらからお帰りください、ギィー(ドアを開ける音)。尊敬の念を込めて見送ります…。
巷でもよく聞くように結婚後の夫は私にとって「異性としてキュンする対象」ではもはやなかったのです。
私は、「結婚=家庭というコミュニティを、夫婦で最強のチームワークを発揮しながら築き上げていく」という自分の中での理想のイメージを持っていて。
それに一歩でも自分たちを近づけようと奮闘してきました。
それ自体は間違った方向性ではなかったと思うんだけど、そこに至る過程で夫を
- 「夫」ではなく共に戦う戦友
として位置づけてしまったことは一つの大きな過ちだったのかもしれません。
もちろん一人目出産の陣痛時に、夫が途中でテレビ見て笑ってたという「THE、産後クライシス」な出来事もその要因の一つとなったことはいなめません。
(いや、その時点ではまだ産まれてないから産前か?どちらにせよあの時抱いた殺意は簡単には忘れられませんね、フフ)
そんなこんなで結婚前はそれなりに色ボケも経験してきた私だけど、結婚後の色ボケ以外の現実に目を向けている間に、「キュン」の感覚すらわからなくなっていました。
ちなみに女性が「キュン」を日々の生活に持ち込むための一番ハードル低い対象って、アイドルとか俳優さんとかだと思います。
が、私は独身時代は若干あれど、結婚してからそういうのにすらほとんど興味が沸きませんでした。
恋とかキュンとか、なくても満たされてる感
実際必要としてなかったんですね、キュンなんて。
人が「恋愛をしたい」と思うときに、その理由は人それぞれあるかと思いますが、
独身時代の私にとって一番大きい理由は「人肌恋しい」ってことでした。
一人でいるの基本的に好きなんですけど、なんか人肌恋しくなる(誰かと一緒に添い寝したいと思ったりする)時が数年に一回やってきて、そんな時が私にとっては恋とかキュンとかに目が行くタイミングだったようです。
でも今、人肌恋しくはないんですよね。
だって4歳と1歳というもっちもち&モフモフの上質肌が、毎晩私にピッタリとくっついて添い寝してくれるので。
もうそれだけで完全に満たされてますね。
だから恋とかキュンとかなくても、全然全く困ってなかったんです私。
たま~にテレビで好みの俳優さん見て目を潤おすくらいで十分でした。
なのに予期せぬ「超プラトニックキュン描写」にアテられた。
冒頭で、「海月姫」は映画全体としてはひどい出来だったと書きましたが。
ほんとあまりの酷さに途中何度かイラッとさせられながらも、2時間以上(長かった…)のこの映画を最後まで見続けてしまった理由がたった一つだけありました。
それは・・・
「菅田将暉くん演じる蔵之介が、主人公の月海に感じる胸キュン描写がリアルすぎて可愛すぎてたまらない」
ってことでした。
もうね、いちいち可愛いんですよね。
月海のことをうっかり可愛いって思ってしまう蔵之介が。
2時間の映画の中で、そんなシーンがいくつかあるわけなんですが(どれも超超プラトニックです。人によっては反吐が出るかもレベルの)。
恋とかキュン世界への耐性がゼロの乾物代表的には、
1つめのシーンで、まず「…えっ?」ってなって、
2つめ、3つめのキュンシーンを追うごとに「え?ちょ… えっ?」ってどんどん前のめりになっちゃって(もちろん一人で観てました)。
最後まで映画を見終わった時には、
私の記憶の遥か彼方に追いやられていた「キュン」が、
マッハ級の勢いでゴゴゴゴォーと砂煙立てながら走ってきて私の目の前にあらわれてました。
速攻でチャプター戻して、胸キュンシーンだけ何回か見直しましたもんね。(怖いね)
それくらい、映画の中の「キュン描写」にあてられたんです。
しかも反吐が出そうになるくらい「少女漫画」なパターンにやられるなんて…!!!
モテたわけじゃないけどそこそこ普通に年齢も経験も重ねてきた30代女子としてはなんか悔しいし悲しいけど…!
ほんとにここ数年全く意識もしてなかったものがいきなり目の前に現れたことに、カウンターパンチくらったみたいな衝撃を受けました。
恋とかキュンとかなくてもいいけど、あったらあったで楽しいよね
それで、思ったんです。
「別に恋とかキュンとかなくても、今現在私は十分楽しく生きてるし、これからもそうだと思う。
でもそれは、例えるならランチの後についてくるプチデザートみたいなもんで、なくても困らないけど、あったらあったでちょっと女子気分を上げてくれるものなんだなぁ」
少女漫画の胸キュンシーンって、なんか色がやたらいっぱいついたキラキラが周りに浮かんでるじゃないですか。
あの鮮やかな色のキラキラは、やっぱりおしゃれなカフェのカラフルなプチデザートみたいな「女子力上げ↑」を表現しているもので、それを見てる側としてもある種の恍惚感があるんですよね。
それをこの映画でほんと久々に思い出しちゃったから、そんでそれが楽しかったから。
「恋とかキュン」を持つのも悪くないな~、って乾物的には思いました。
夫婦間にも、恋とキュンとかあるといいね
一人目の出産時に抱いた夫への殺意を未だに忘れられない私ではありますが、先日こんな記事を書きました
かっこいいと思うどころか殺意を抱いた4年前からから考えると、夫婦関係もかな~りまろやかになってきたなぁ、と思ってはいます。
でも、まだまだ私の中では今の夫は「恋とかキュン」にはなりきれていないんですよね。今更っていう照れが私の中にあるのかもしれませんが。
ただ、夫サイドはというと、昔っから今も変わらず「恋とかキュン」を追い求めている感じがバリバリにします。
実は夫は昔から少女漫画を読むのが好きで、脳内乙女なところが多々あるんです。
ちょっと(だいぶ??)変わってますね…。
嗜好が私とは正反対すぎて、そこが面白くもあるんですけど、今まではそれをゴリゴリにアピールされるのがちょっとしんどかった。(ここもプラトニックな話です)
んで私がそんなだから、夫もちょっとスネ気味でしたね。
でも今回せっかく久々に「恋とかキュン」の上げ感を思い出せたので、もうちょっと色んな映画を観て、耐性を作っていってみようと思います。
そうしたらいずれ、夫へのキュン感覚も思い出せるかもしれないですね。
それができたら、夫婦ってきっともっと楽しくなりますね。
(いや普通そうだろ、って思ってるさっきのタイミングで帰らなかったラブカポさんは、乾物が今まさに水で戻されようとしている瞬間を生暖かい目で見守ってください)
とりあえず、次に観るのはやっぱり菅田くんが脇役で出てるコレかな。
って、しっかりファンになっとるやーん!
久々にカワイイと思える俳優さんの登場に、ちょっと楽しくなってきた私です。
ちなみに、「海月姫」の原作はキュン度は低いけど、ギャグ&キラキラ青春漫画としては最高です!!
ちょっと気分が落ちてる時も、コレ読んだら爆笑とともにV字回復できるほどの威力を持ってますよ。オススメ!