トップページ科学・医療ニュース一覧環境汚染を防止 水銀使った体温計など回収
ニュース詳細

環境汚染を防止 水銀使った体温計など回収
2月3日 5時58分

環境汚染を防止 水銀使った体温計など回収
k10010395101_201602030616_201602030616.mp4
水俣病の原因になった水銀による環境汚染を防ぐため、環境省は、家庭にある水銀を使った体温計や血圧計などの回収を始めました。
これは、水銀を使った製品の製造や輸出入を国際的に規制する水俣条約の締結を、政府が2日に決めたことなどを踏まえ、環境省が全国の15の市で始めました。
このうち東京・東村山市では市役所の窓口に専用の回収箱が設けられています。回収しているのは、家庭で使わなくなった水銀を含む体温計や温度計、血圧計などで、早速、市民から体温計が持ち込まれていました。
環境省によりますと一般的に蛍光灯に含まれる水銀に比べて、▽体温計でおよそ200倍、▽温度計で620倍、▽血圧計では8000倍の水銀が使われているということで、環境省は一括して回収して処理することで環境汚染のリスクを減らしたい考えです。回収は今月いっぱい行われ、来年度からは全国の市町村に回収事業を拡大させていく計画です。
環境省廃棄物対策課は「水銀が使われた製品は、正しく廃棄しないと環境などへの影響が懸念されるので、この機会に、家庭で眠っている体温計などを持ち寄ってほしい」と話しています。

関連ニュース

k10010395101000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ