【ジュネーブ=原克彦】世界の電波利用方法などを管理する国際電気通信連合(ITU)は2日、北朝鮮から地球観測衛星を打ち上げるとの通知を受けたことを明らかにした。実施する時期などについては言及していないという。事実上のミサイル発射実験となる可能性もある。
ITU報道官によると、通知は北朝鮮の駐ジュネーブ国際機関代表部から書面で受け取った。人工衛星の名称は過去にも同国が打ち上げに成功したと主張している「光明星」(クアンミョンソン)。4年間利用する計画だとしている。
ただ、打ち上げの時期や利用する周波数などが明示されていないため、ITUは北朝鮮側に詳細を確認する意向だ。ITUによると北朝鮮は2年前にも衛星の打ち上げを通知してきたことがある。ただ、それが本当に人工衛星だったかどうかは確認できていない。
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