2016年2月のWindows 10への「自動アップデート」に備えるページ

Windows10,強制アップグレード,2016年2月

本日2月2日(米国時間2月1日)のWindows Updateにて、Windows 7/8.1 からWindows10への「無償アップグレードを行う更新プログラム」が、再び強化される模様です。

Windows10,強制アップグレード,2016年2月などについて。

2016年2月のWindows 10への「自動アップデート」に備えるページ

公開30分後修正: Windows 10へのアップグレードが「推奨される更新プログラム」に格上げされるのは、2月9日の更新ではなく本日からの様ですね・・・・orz

Windows 7/8.1ユーザーで、かつWindows10へのアップグレードを行う予定の無い場合は、ちょっと注意しておきましょう。

2016年2月9日 (日本時間では2月10日) のWindows Updateにて、本日2月2日(米国時間2月1日)より、Windows 7/8.1 からWindows10への「無償アップグレードを行う更新プログラム」が、再び強化される模様です。

参考リンク
Windows 7/8.1→Windows 10が“推奨される更新”に -ITmedia ニュース

  • リンク先の冒頭の文章に「自動更新設定にしているPCでは、アップグレードが自動的に始まる」という一文があり、かなりビックリするような書き出しなのですが、実際には「Windows 10の予約」を行ったユーザーに対してのみ、自動アップグレードが行われる、というものです。

 

という事で、自動的にアップグレードが行われる対象は「予約ユーザー」かつ「自動更新設定にしたユーザー」のみと考えても良さそうですが、昨年10月にも似たような例があった事を思い出してみると、「予約を行っていないユーザー」に対しても「ちょっとしたトラップめいた仕掛け」が入る可能性は十分にあるかと思われます(^_^;

上リンク先要約

先に紹介したリンク
Windows 7/8.1→Windows 10が“推奨される更新”に -ITmedia ニュース
の要約は以下。

  • 今後は予約ユーザーに対しては自動的にアップグレードを開始する
    • アップグレードで端末のOSが変わる前に、アップグレードを続けるかどうかの意思確認を行うためのプロンプトを表示する
    • アップグレードしてしまった後でも、31日間は前のバージョンに戻せるようになっている
  • 自動更新に関連するプログラムは「KB2952664」と「KB3035583」。
  • Windows Updateの設定で自動更新を無効にすることも可能だが、そうしないことを強く勧める。

Windows10へのアップグレードはした方が良いのか、しない方が良いのか

昨年8月~11月頃と比較すると、Windows10は (クリーンインストールまたはアップグレード後に適切な設定を施した場合なら) 随分安定して来たように思います。「新しいモノが好き」「OSの設定を弄るのが好き」という人は、そろそろアップグレードしてみるのも面白いかと思います。

ただし、「OSのアップグレード自体は簡単」ですが、その後のOSの安定化には相当の手間や覚悟が必要な場合が多い事は肝に銘じておきましょう。「OSのアップグレード」は、「OSのクリーンインストール」と比較すると、多くの場合で比べ物にならないくらい不安定になります。
また、利用しているハード/ソフト/PC環境が古い場合や、複数のPCで家庭内ネットワークを構築している場合も、Windows10の導入自体に手間がかかる場合もあります。

参考
Windows10へのアップグレードに失敗しないための注意事項やチェックポイント

  • アップグレードしてみても良い人
    • 利用しているソフトやハード、PC設定をある程度把握しており、問題を切り分ける自信がある
    • トラブルが発生した後、ネット検索などで自力で解決できる自信がある
    • PCの知識が豊富である、または過去にもOSのアップグレードの経験があり、かつトラブルを克服できた経験がある
    • 仮に問題解決が出来ない場合でも
      • アップグレード後、クリーンインストールを行う予定 (または覚悟) がある
      • 動かなくなった 古いソフトやハードを切り捨てる覚悟がある。
        ※セキュリティ的に問題の無いツールやハードは、大抵は作動します
        ※セキュリティ問題以外でも、古いIE、IME、エクスプローラーに依存したツールや、古いハード仕様に依存したツールなども一部作動しません
  • アップグレードしない方が良い人
    • Windows 7/8.1に不満がない
    • 時間に余裕がない
    • メーカー製PC (独自のツールやドライバが含まれていて、かつメーカーがアップグレードの保証をしていない) 場合
    • ドライバやBIOSなどのアップデートができない/した事がない
    • アップグレード後、クリーンインストールを行う覚悟がない
    • 今後1年に2~3回のメジャーアップデートに耐えられる覚悟がない
      • Windows10は、1年に2~3回のメジャーアップデートがあります。
      • メジャーアップデートがある度に、ハード・ソフトの互換性問題やネットワーク設定の見直しなど、一定数の手間が必要になる可能性が大きいです。

「KB2952664」と「KB3035583」について

既に2月2日付でリリースされている模様。
Windows 7 アップグレード用互換性更新プログラム(KB2952664)
更新プログラムにより、Windows 8.1 および Windows 7 SP1 にGet Windows 10 アプリをインストールする(KB3035583)

ただし、GWX Control Panelをインストールした私のWindows7マシンにはこれらの更新パッチは落ちて来ない。上記2点、私の手元では未確認。
(実際には明日(日本時間2月3日)リリースか?)

Windows10へアップグレードする/しない に関わらず、やっておきたい事

念のためWindows 7/8.1のシステムをバックアップしておきましょう。
※Windows10へアップグレードする予定がない場合は、「操作ミスが怖い」「本当に強制アップグレードが発生したら怖い」という場合だけでも良いかと思います(^_^;

※いずれの場合も、外付けメディアにバックアップしておきましょう。
※起動用のDVD-Rなども忘れず用意しておきましょう。

2015年10月には、どのような事が起こっていたのか?

 

今回の場合、どうなるのか?
「Windows10の予約」をしなければOKなのか?

おことわり
以下、2月2日時点での記載。あくまでも当サイト管理人の推測です。
昨年10月に発生した問題を手掛かりに「以下の対処が必要なのでは?」と予想を立てているだけで、実際にどうなるかは不明です。

ただし、予約をしなかった場合でも、Windows10へのアップグレードを促す仕掛けは入るのでは…?と考えています。

 

昨年10月のWindows Update画面(画面はWindows8.1)
Windows Update画面に「Windows10にアップグレード」が出る
▲クリックで拡大

  • 当時、メッセージをしっかり確認せずホイホイとボタンを押しているユーザーは、(途中でキャンセルできるダイアログは表示されますが)気が付かない内にWindows10へのアップグレードが完了してしまいました。
  • Windows10へアップグレードする予定の無いユーザーは注意しておきましょう。

Windows10へアップグレードしたくない場合の対処方法

※こちらも現時点では予測です。
「気が付いたらWindows10になっていた・・・」という事態を避けたい場合は、予約を取り消し、Windows Updateの設定を「手動更新」に設定し、(2月10日以降に) Windows Updateを手動で行い、不要な更新パッチをインストールしないようにします。

事前準備リスト
  1. 「Windows10の予約」をしているユーザーは、予約を取り消しておく
  2. Windows Updateは「手動更新」にしておく
    ※Microsoft非推奨の行為です。
    ※Windows7の場合「更新の確認」に時間がかかるようになる可能性があります。
    • 手動更新にする方法(画像はWindows7)
      GWX Control Panelの使い方
      ▲クリックで拡大
      [コントロールパネル]>[Windows Update]>[設定の変更]を選択する。
    • GWX Control Panelの使い方
      ▲クリックで拡大
      この画面で
      「更新プログラムをダウンロードするが、インストールを行うかどうかは選択する」または「更新プログラムを確認するが、ダウンロードとインストールを行うかどうかは選択する」
      を選択しておく。
    • 「KB2952664」と「KB3035583」が既にインストールされている場合は、アンインストールする。
Windows Updateの時のチェックポイント
  1. 更新に「Windows10へのアップグレード」が含まれていない事を確認する
    • 昨年10月の場合
      Windows Update画面に「Windows10にアップグレード」が出る
      ▲クリックで拡大
      図の左上「更新プログラムの確認」または中段の「利用可能なすべての更新プログラムを表示」をクリックしてからアップデートの操作を行う。
      ※ここでWindows10が含まれていた場合はチェックを外す。
    • 「はじめに」ボタンで更新を開始すると、Windows10のダウンロードは強制的に行われ、アップグレードが開始された。
    • アップグレードが始まった場合でも、「ライセンス条項」が表示され「同意」を求めてくるので、ここでキャンセルできる。
  2. 念には念を入れる場合/予約ボタンの表示も消したい場合

外部参考リンク

Windows Update の「Windows 10 にアップグレード」実験メモ
昨年10月に詳細な挙動を調査されたブログさんです。
「どこまで勝手に進むのか」「どのタイミングでキャンセルできるのか」を調べていらっしゃいます。

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更新日 2016/02/02(2016年02月公開)このページはリンクフリーです

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