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ジカ熱 リオ五輪会場で不安の声 予防対策強化2月3日 5時25分
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中南米を中心に感染が急速に拡大しているジカ熱について、リオデジャネイロオリンピックの大会組織委員会は競技会場を中心に、蚊の発生源となる水たまりを取り除くなど予防対策を強化しています。
オリンピック本番まであと半年に迫ったリオデジャネイロでは、毎週のように各競技会場を使ったテスト大会が行われていて、参加している選手からはジカ熱に対する不安の声が上がっています。
2日前まで行われていたレスリングのテスト大会には、4人の日本選手も出場し、このうち源平彩南選手は「日本から虫よけを持ってきました。病気にかかったら本来の力を出せないので気をつけたい」と話していました。
こうしたなか2日、組織委員会による定例の記者会見が行われ、ふだんの3倍以上の100人を超える報道陣が集まりました。感染が拡大するジカ熱への対策について組織委員会のアンドラーダ広報責任者は、「政府や世界保健機関などと連携して、すべての競技会場で蚊の発生源となる水たまりがないか調査を行っている」と話し、対策を強化していることを強調しました。
また、保健対策に当たる医師は「オリンピックが開かれる8月は南半球では蚊の繁殖が抑えられる冬の時期で、感染数は減少すると予測される」と述べて、大会期間中の影響は少ないという見方を示しました。
組織委員会では市民や観光客に長袖の着用や虫よけの使用を呼びかけて、感染の拡大防止に努めることにしています。
2日前まで行われていたレスリングのテスト大会には、4人の日本選手も出場し、このうち源平彩南選手は「日本から虫よけを持ってきました。病気にかかったら本来の力を出せないので気をつけたい」と話していました。
こうしたなか2日、組織委員会による定例の記者会見が行われ、ふだんの3倍以上の100人を超える報道陣が集まりました。感染が拡大するジカ熱への対策について組織委員会のアンドラーダ広報責任者は、「政府や世界保健機関などと連携して、すべての競技会場で蚊の発生源となる水たまりがないか調査を行っている」と話し、対策を強化していることを強調しました。
また、保健対策に当たる医師は「オリンピックが開かれる8月は南半球では蚊の繁殖が抑えられる冬の時期で、感染数は減少すると予測される」と述べて、大会期間中の影響は少ないという見方を示しました。
組織委員会では市民や観光客に長袖の着用や虫よけの使用を呼びかけて、感染の拡大防止に努めることにしています。