薬局に突っ込んだ車 道路にブレーキの跡なし

2月3日 4時03分

２日、静岡県藤枝市の薬局に車が突っ込み、中にいた薬剤師など４人が死傷した事故で、これまでの調べで、逮捕された男の車はかなりのスピードを出したまま店に突っ込む様子が目撃されていたうえ、道路にはブレーキの跡もなかったことが分かりました。警察が詳しい事故の原因を調べています。

２日午後３時ごろ、静岡県藤枝市の薬局に車が突っ込み、店内にいた従業員４人がはねられ、このうち藤枝市に住む薬剤師、板垣公久美さん（５４）が死亡し、男女３人が重軽傷を負いました。
警察は、車を運転していた焼津市に住む警備員、寺尾靖雄容疑者（６４）を過失運転傷害の疑いで逮捕しました。警察によりますと、事故の直前、寺尾容疑者の車が１００メートルほど手前からかなりのスピードを出したまま薬局に突っ込むところを近所の人が目撃していたということです。さらに、現場にはブレーキの跡もなかったということです。
これまでの調べに対し、寺尾容疑者は「車が止まらなかった」と供述しているということで、警察が事故の詳しい原因を調べています。