記事詳細
架空の人物名義で健康保険証を詐取 容疑の韓国籍の男ら逮捕 警視庁
日本年金機構に嘘の書類を提出し健康保険証をだましとったとして、警視庁組織犯罪特別捜査隊は有印私文書偽造・同行使と詐欺容疑で、韓国籍で住所不定、無職、李虎稔容疑者(53)と、福岡県田川市伊加利の職業不詳、河野誠容疑者(42)を逮捕した。同隊によると李容疑者は黙秘し、河野容疑者は容疑を否認している。
2人は、実体のない人材派遣会社を設立し、架空の人物を雇用したよう装う偽の書類を年金機構に提出し、保険証を取得していた。2人はほかにも十数社のペーパーカンパニーを立ち上げていた。
同隊は約360枚の保険証を押収しており、保険証の多くが架空の人物名義だった。保険証は銀行口座の開設や、携帯電話の契約などに使われたとみられる。
逮捕容疑は昨年8月、人材派遣会社の名義で偽の書類を提出し、架空の人物とその扶養家族分の保険証計4枚をだまし取ったとしている。