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シリア和平協議「イスラム軍」参加の意向で一層難航か
2月2日 19時44分

シリアの内戦の終結を目指す和平協議で、反政府勢力のうち、アサド政権がテロ組織だと非難する「イスラム軍」の幹部がスイスのジュネーブに到着し、協議に加わる考えを示したことから、政権側の反発は避けられず、協議は一層難航する見通しです。
シリアの和平協議では仲介役の国連が、アサド政権と反政府勢力の主要なグループと個別に会って双方の直接協議に向けた調整を進めています。こうしたなか反政府勢力のうち、アサド政権がテロ組織だと非難する「イスラム軍」の幹部が1日ジュネーブに入り、反政府勢力の一員として協議に参加する考えを示しました。国連は2日、政権側と改めて会談を行う予定ですが、政権側は、これまで「テロリストとは対話しない」と強調していて、反発は避けられないとみられます。
仲介役を務める国連のデミストラ特使は「長く難しい交渉が続く」という認識を示しており、政権側と反政府勢力双方の直接協議に向けた調整は一層難航する見通しです。

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