サッカーU23韓国代表監督「次は必ず日本の鼻をへし折る」

韓国代表、日本に逆転負け=U23アジア選手権
「魔の65分」一瞬にして崩れた韓国

 日本の手倉森誠監督は後半15分の0-2とリードされた場面で、スピードに優れた浅野拓磨を投入した。逆襲を狙っての選手交代だった。浅野は後半21分に日本の初ゴールを入れ、その2分後に矢島慎也が同点ゴールを決めた。さらに浅野は同36分に逆転ゴールを記録した。韓国は体力が落ちて集中力を失った状態で、日本の逆襲にきちんと対応できなかった。韓国の最初の交代は後半32分で、対処が後手に回っていた。

 この間、韓国はピッチで中心になってチームを引っ張るリーダーもいなかった。韓国サッカーは12年のロンドン五輪(銅メダル)時には国際試合の経験が豊かだった奇誠庸(キ・ソンヨン)と具滋哲(ク・ジャチョル)がいた。14年の仁川アジア大会(金メダル)時にはワイルドカード(24歳以上の選手)の朴柱昊(パク・チュホ)がピッチで指揮官役をした。申台竜(イン・テヨン)監督も試合後、「日本戦は一気に崩れてしまった試合だった。(チームが)揺らぎ始めた時に仲間をリードできる選手が必要だ」と言った。

 リオ五輪では最大3枚まで使えるワイルドカードがカギとなるだろう。今大会ずっと守備面で不安を露出していた韓国としては、経験豊富なDFをワイルドカードに使う可能性が高い。代表DFの洪正好(ホン・ジョンホ、26)=FCアウグスブルク=、金英権(キム・ヨングォン、25)=広州恒大=、郭泰輝(クァク・テフィ、34)=アル・ヒラル=、ユン・ヨンソン=城南=などが候補に挙げられている。ストライカーではソン・フンミン(23)=トッテナム=と石鉉俊(ソク・ヒョンジュン、24)=FCポルト=のリオ行きも可能性がある。

 31日に選手団と共に仁川国際空港に到着した申台竜監督は「日本戦での敗北を通じて多くのことを学んだ。リオ五輪本選で再び韓日戦があるなら、必ず相手の鼻をへし折る」と語った。

チャン・ミンソク記者
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