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ジカ熱流行地への妊婦の不要な渡航は控えて 専門家2月2日 18時39分
「ジカ熱」の感染が拡大していることを受け、WHO=世界保健機関が緊急事態宣言を出したことについて、専門家は「国内で感染が広がるリスクは低いものの、妊婦は流行地への不要な渡航を控えるべき」と注意を呼びかけています。
中南米を中心に感染が広がる「ジカ熱」について、WHO=世界保健機関は「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言しました。これについて感染症に詳しい国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「日本は現在、冬で蚊が活動する季節ではないこともあり、国内に感染が広がるリスクは極めて低く、冷静に受け止めてほしい。ただ、流行地に行く場合は注意が必要だ」と話しています。
そのうえで、ブラジルでジカウイルスと脳の発達が遅れる「小頭症」との関連が強く疑われていることから、「特に妊婦については流行地への不要な渡航を控えることが望ましい。それでも行く必要のある人は、肌の露出を控え、虫よけスプレーを使うなどして蚊に刺されない対策を徹底してほしい」と指摘しました。一方、国内での流行の可能性については「夏になって蚊が活動するようになれば日本国内でも感染が広がることはあり得る。国内での患者の発生に注意する一方で、蚊に刺されない対策を考えておく必要がある」と話しています。
そのうえで、ブラジルでジカウイルスと脳の発達が遅れる「小頭症」との関連が強く疑われていることから、「特に妊婦については流行地への不要な渡航を控えることが望ましい。それでも行く必要のある人は、肌の露出を控え、虫よけスプレーを使うなどして蚊に刺されない対策を徹底してほしい」と指摘しました。一方、国内での流行の可能性については「夏になって蚊が活動するようになれば日本国内でも感染が広がることはあり得る。国内での患者の発生に注意する一方で、蚊に刺されない対策を考えておく必要がある」と話しています。