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自民 谷垣幹事長 定数維持し区割り見直しを2月2日 16時28分
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衆議院の選挙制度の見直しを巡って自民党の谷垣幹事長は、現在の都道府県ごとの定数を維持しながら選挙区の区割りを見直すことで、1票の格差を2倍未満にするための法案を今の国会に提出すべきだという考えを示しました。
衆議院の選挙制度の見直しを巡って、大島衆議院議長は各党に対し、議員定数を10削減するとともに1票の格差を是正するため、都道府県に小選挙区の数を割りふる計算式を変更するなどとした、有識者の調査会の答申への考え方を今月22日に示すよう求めています。
これについて自民党の谷垣幹事長は記者会見で、答申は、都道府県の小選挙区の数は10年ごとに行われる大規模な国勢調査の結果に基づいて見直す一方、その中間の年に行われる簡易の国勢調査で1票の格差が2倍を超えた場合には、関係する選挙区の区割りを見直すとしていることを指摘しました。
そのうえで谷垣氏は、去年、簡易の国勢調査が行われたことを踏まえ、「さしあたって格差が2倍未満になるよう、関係選挙区の区割りの見直しだけは現時点でやらなければならない」と述べ、現在の都道府県ごとの定数を維持しながら選挙区の区割りを見直すことで、1票の格差を2倍未満にするための法案を今の国会に提出すべきだという考えを示しました。
これについて自民党の谷垣幹事長は記者会見で、答申は、都道府県の小選挙区の数は10年ごとに行われる大規模な国勢調査の結果に基づいて見直す一方、その中間の年に行われる簡易の国勢調査で1票の格差が2倍を超えた場合には、関係する選挙区の区割りを見直すとしていることを指摘しました。
そのうえで谷垣氏は、去年、簡易の国勢調査が行われたことを踏まえ、「さしあたって格差が2倍未満になるよう、関係選挙区の区割りの見直しだけは現時点でやらなければならない」と述べ、現在の都道府県ごとの定数を維持しながら選挙区の区割りを見直すことで、1票の格差を2倍未満にするための法案を今の国会に提出すべきだという考えを示しました。
公明代表「今国会中に合意を」
公明党の山口代表は記者会見で、「憲法上の要請ということを考えれば、格差の是正が最大の課題だが、定数削減に対しても真摯(しんし)に取り組んでいきたい。自民党総裁が定数削減について、民主党と公明党との合意に署名しているわけだから、今国会中に合意を作ることを目指して進めるべきだ」と述べました。
民主代表「やりたい放題の姿 許し難い」
民主党の岡田代表は、党の常任幹事会で「いろいろな経緯を踏まえても、信じられないような議論が自民党の中で行われている。各都道府県の定数配分を残したまま、1票の格差を2倍以内に作ればいいだろうというのであれば、何のために有識者の調査会を設置したのかということだ。そうした、やりたい放題の姿は、全く許し難く、甘利前経済再生担当大臣の問題も含めてあすの衆議院予算委員会で安倍総理大臣と議論したい」と述べました。