「不快に思う視聴者多い」　フジ社長会見

　フジテレビの亀山千広社長が２９日、東京・西新宿の京王プラザホテルで定例会見し、不倫騒動のベッキーの出演番組について「いま協議していると聞いている。一両日中に発表があると思う」と休演の可能性に言及した。

　ベッキーはフジ系では２９日に休演が発表された「にじいろジーン」のほか、「人生のパイセンＴＶ」にもレギュラー出演中。亀山社長は「刑事罰ではないので難しいが、不快に思われる方が多くいらっしゃるのは視聴者の反響で分かっている」と指摘。「所属事務所もスポンサーや視聴者の動向を分かった上で、各テレビ局を回って協議している」と話した。

　１８日に放送した「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」でメンバー５人が解散騒動の謝罪会見を行ったことについては「番組スタッフやファンの不安に、ちゃんと５人が考えてくれた。愛を感じた。番組を前に進めていけると実感した」とコメント。９月以降の同番組存続についても「こちらから見直しをお願いする理由は何一つありません」と説明した。

　２２日に４月末で同局を退社してフリー転身を発表した加藤綾子アナウンサー（３０）については「１１月アタマに私を訪ねてきて退社の意向を伝えた。慰留したが、８年間朝の２時に起きて月曜から金曜まで仕事をしてきた姿勢にアタマが下がる。本人の意向を尊重すべきだと思った」と話した。