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【芸能・社会】

「あぶデカ」興行収入歴代最高30億円に

2016年1月31日 紙面から

映画「さらばあぶない刑事」公開初日で客席から登壇する柴田恭兵(中央)と舘ひろし=東京・銀座の丸の内TOEIで(石井裕之撮影)

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 舘ひろし(65)と柴田恭兵(64)が30日、東京・銀座の丸の内TOEI(1)で、映画「さらば あぶない刑事」(村川透監督)の初日舞台あいさつに登壇。2人が破天荒でスタイリッシュな刑事“タカ&ユージ”を演じる人気シリーズも最終作。30年のフィナーレを飾るあいさつに、舘と柴田が涙ぐむ場面もあった。

 2人のほか、中心メンバーの浅野温子(54)や仲村トオル(50)らあぶデカファミリーが勢ぞろい。舘は「この作品で柴田恭兵という俳優との出会いがあった。恭さまの影響を受けて、その後の作品ができるようになった」、柴田も「大下勇次(ユージ)は舘さんから生まれた。懐の広い、大きな存在の舘さんと出会えて良かった」とたたえ合った。

 ファンからのメッセージボードも紹介され「あぶデカで“男”を学んだ」などの声に2人も感動。柴田が「泣きそうです」と語ると、舘が「泣かないで〜♪」と自身のヒット曲を口ずさみ笑わせた。最後は2人ともトレードマークのサングラスを外し、涙ぐみながらあいさつした。

 「あぶデカ」は1986年にテレビドラマがスタート。劇場版は87年公開の「あぶない刑事」を皮切りに、「さらば−」で7作目。最終作とあってファンも大いに後押し。映画館前には約1000人が詰め掛けた。配給の東映は、同作の興行収入は歴代最高の「あぶない刑事」の26億円を上回り、30億円を超えると予想。「30年を飾るにふさわしい数字になる」と自信を見せている。

 

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