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【大相撲】

年寄総会が一時紛糾 評議員候補に角界OBでは「協会乗っ取られる」

2016年1月29日 紙面から

日本相撲協会の理事会に向かう八角親方=昨年12月18日、両国国技館で

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 大相撲の日本相撲協会は28日、東京・両国国技館で予算・評議員候補者推薦を話し合う年寄総会を開いたが、評議員候補者推薦について、一部の親方衆の反発にあい紛糾した。最終的には現役親方の中から推薦することで落ち着いた。

 山響親方(元幕内巌雄)の評議員退任を受け、場所中の評議員会で角界OBの元親方が候補に挙がった。外部有識者と力士出身者で構成される評議員の定数は5人から7人で、過半数が外部有識者でなくてはならない。

 角界OBの元親方は力士出身者に入るが現役親方ではない。そのため将来的に外部有識者と入れ替わる可能性があるのでは、と異論が出た。年寄会の推薦を受けずに候補者としたことも反発を買った。

 評議員は理事の選任・解任などを3分の2以上で決議できる。外部有識者が3分の2以上になると、「協会が乗っ取られるのでは」とある親方は話した。年寄総会では八角理事長(元横綱北勝海)に対して「解任だ」とやじも飛んで騒然としたという。

 年寄総会後に、八角理事長は「評議員は年寄会から推薦をします」と現役親方から推薦すると説明した。

<評議員> 定款に基づき、評議員の定数は5人以上7人以内で、総数の過半数は外部有識者と定められている。その結果、年寄から3人が評議員として選出され、番付表にも本名で記載される。

 

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